今日もイキイキ

思うままに綴っています
ブログによって新たな自分を発見!?

なぜ減らない?

2013-01-10 09:48:52 | 感想
高2自殺:バスケ部主将、手紙に「顧問から体罰受けた」(毎日新聞)


まずは亡くなられた男子生徒さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

キャプテンという重責の中、部員や部活のことを真剣に考えていた責任感の強い方だったと察します。

自殺することで学校や顧問の教諭に抗議したかったのかもしれない
私が想像できないくらいの身体的、精神的苦痛があったのだと思います。
もう死ぬことしか考えられなくなっていたのだと思いますが、自殺することで悲しむ親や家族、部員や友達のことももっと考えて欲しかった。

部活を辞める勇気や、学校を辞める勇気を持ってほしかった。
その状況から逃れる自殺以外の方法を考えて欲しかった。

親や家族は助けられなかったことを一生後悔し続けると思います。
もし私が親の立場なら死ぬまで心の底から笑える日なんてないように思います。
本人の苦悩、ご両親の無念を思うと胸が痛みます。


私は何が何でも教師が生徒に手を挙げることに反対ではありません。

人として間違ったことをした時に、言っても聞かなかったり、
命の危険がある時は、手をあげてもいいと思っています。

極端な例ですが、小さな子供がボタン電池を今にも口に入れようとしているのを見た母親は、まず子供に「それを口にいれてはダメ」と言い聞かせるでしょうか?
電池を持っている手を叩くと思います。

また、アントニオ猪木さんのような「闘魂ビンタ」を受けて、気持ちを鼓舞できる人もいます。

しかし、今回の体罰はあってはならないと思います。
試合のミスで何十発もビンタするなんて、愛情なんて微塵も感じない、教諭の鬱憤をはらすための暴力にしか思えません。

自殺を考えている方、どうか自殺する前に誰かに相談してほしいと思います。
家族や親に話しにくい事なら、叔父さんや伯母さんでも構わないし、民間団体にも相談するところがあります。(参考)自殺対策支援センター


いじめ、体罰、暴力、自殺、虐待などを減らすことができないほど人間は無能なのか??
考えているように見えて、実はそれほど真剣に考えていないからではないか…
日頃から命について話し合う機会を持つことが、これらの悲惨な事件や事故を減らすことにつながると私は思います。