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温かい無関心

2013-02-13 09:20:32 | 感想
先月テレビを見ていて、とても心に留まった内容がありました。
確か阪神大震災の特集をしていたと思います。
震災から18年経ちますが、震災に遭われた方の中には、辛さの中でも前向きに頑張っている人もいれば、まだ心の整理ができず、人にも話すこともできず、心が苦しい状態の人もたくさんいます。

その時、筑波大学の宗像恒次先生が仰っていました。

「温かい無関心」

心が辛い人に対して“過剰な心配をしない”“前向きになった時に支援する”という「温かい無関心」で相手を想うと仰っていました。

おせっかいに心配する人って、本当に相手のことを思っているというより興味本位に聞いてくる人も多いような気がします。こういう人に限って、本当に力になってほしい時にはぐらかされることが多い。

一方、心配していることを言葉に出さなくても、本当に相手のことを思っている人はなんとなく分かります。そういう人のほうが、いざという時に力になってくれるように思います。


「温かい無関心」ができない人は、相手より自分を主張することが多いような気がします。
相手のことを思って心配していても、「私はこれだけあなたのことを心配しているのよ。だから私の言うことを聞きなさい」と言われているようで劣等感を感じます。
そして、相手が自分の思い(心配)と異なることをすると、感情的になって相手を傷つけるような事を言う人がいます。相手をどれほど傷つけたかを分かっていない故、次に会った時あっけらかんとしていて、その態度にさらに腹が立つことがあります。そういう人は、相手を傷つけるようなことを言ったことを悪く思わず「あなたのことを思って言った」と言いますが、言っていい事と悪い事があると思うのです。人格を否定された相手は立ち上がれないほど傷つきます。


このことに悩みに悩んだ末、私が出した結論
他人に傷つくようなことを言われても、自分の心の中まで傷つかないよう自分が守ろうと思うようになりました。