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「死ぬこと」は当たり前

2013-03-17 18:24:11 | 日記(~2023年)
84歳の知人が亡くなりました。
10年前に知り合い、それから月1回、ある集まりでお会いする程度でした。
私達夫婦、主人の実家に対しては合わないことが多く、結構冷たい態度をとられました。
むしろその人の思い込みの言動で他の人とトラブルを起こすことが多く、傷ついたこともありました。

いつもは笑顔を見せることがない方が、最後にお会いした時(亡くなる2週間前)は、笑顔で接してくださったのが印象に残っています。

その方の葬儀に参列しましたが、涙は出ませんでした。
私って薄情なのかしら??
10年もそれなりにお付き合いがあったのに…
傷ついた思い出がよみがえりましたが、私の人生に必要な方だったのだと今ではそう思えます。
涙は出ませんでしたが、最期に「ありがとうございました」と素直にお声を掛けることができました。


両親を亡くし、生と死について考えることがあります。

「生きていること」と「死ぬこと」

どちらが確実なことかと問われれば、「死ぬこと」ではないでしょうか…
どんなに神様に願っても、健康な生活をしていも、誰にも必ず死は訪れます。
つまり「死ぬこと」は当たり前のことなのです。
なのに、どうしても「死」を悪いもの、不幸なものと思ってしまう。

だけど「死ぬこと」自体は当たり前なのだから、「死ぬこと」自体は可哀そうなことではないはず。



  生まれてきたものは必ずいのち
  終えていくことは、如来さまが詳しくお
  説きになっています。いまさら驚くこと
  ではありません

                 親鸞聖人


死ぬことが確実な自分が今を生きていることに感謝ができれば、人生は今より充実するような気がします。

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