24日未明から25日かけて地下水は過去にない上昇を示した。更新時間が限定化されているために午前5時まで頑張ったが、25日は公開されたのは昼過ぎである。自動更新を1時間前後で行ってくれれば、警報だけは出せたかと思う。現在地震警報中である。気象庁の発表にもあるように内陸部にドーナツ化現象が出ている。M6以上の大きさであり、25日の地震以上の可能性を見出すことが出来る。この地震の影響で現在は他の震源が止まった状態になっているが、近隣震源への影響はおきうる状態と判断している。特に佐渡近海に関しては、前回も能登半島地震後の展開の一つなっている。新潟県沖を含め要注意の震源域である。今回の現象は、月の変色状態だけが確認できた。また、3月15日同様の赤やけ現象が東北でも観測された。現象が極めて少ない。熊本地震が始まりと予測はしていたが、きちんとラインを引けば予知は可能であったであろう。結果の予知は求めていることではないが、ちょっとした作業なので熊本の震源を基点に、北東方向へ30度から45度の範囲で引いていけば該当することになるだろう。この誤差は、球面上誤差と理解してもらえば分かる。3月の代表的な地震は福井県地震があり、花折、大原の地下水の状態とを連動して把握をしていたが、甘かったかと思う。やはり暖冬での傾向は日本海側に出るという判断だけは、予知どおりだが震源池の状態をライブだけに頼るのには限界もあるのかも知れない。その意味で大きな教訓を得たことも事実である。