1年4ケ月前、ずっと健康そのものの私だったが、思いがけず入院、手術をした。
以後、元気で変わりなく生活はしているものの、その後、定期的に検査を受けることを
余儀なくされている。
今回で2度目になるが、1年に1回のPET-CT検査を受診。
検査費用は自費診療で¥105,000- 健康保険3割負担で¥30,000と高額
当日はお水以外は絶食、来院から帰宅まで約3時間30分のコース。
この検査は悪性腫瘍など特異的に取り込まれる薬剤を静脈注射して、その薬剤の体内分布を
カメラで撮影して、診断を行う検査である。
放射性薬剤のため、検査1回の被曝量は8ミリシーベルトとか。
福島原発の被ばく量の記事を読むと・・・
“東京電力福島第一原発周辺の住民が食事や呼吸で放射性セシウムを体内に
取り込んだ結果、被曝(ひばく)量がどれくらいになるかを京都大などのグループが調べ、
14日発表した。最大に見積もって計0.16ミリシーベルトで一般市民の年間線量限度
1ミリシーベルトを下回った。” とある。
となると、その8倍の被ばく量?
検査とは言え、あまり気分のいいものではない。、
検査説明書によると、検査で使用される薬剤による身体への重篤な副作用はないとのこと。
医学的なことはよく解らない。
今後、再発、転移のないことを願つつ、今年も、この季節一番の美しい桜を眺め楽しめることに
幸せを感じている。
春休みになり小学生の孫2人が毎日のように遊びにやって来て、
映画館になかなか出かけられず観たい映画もままならずだったが上旬に4本を鑑賞した。
「ポエトリー アグネスの詩」名演小劇場
過酷な現実に直面した一人の初老の女性(66歳)がたまたま通りがかった詩作教室を見つけ、
子どものころ詩人になればいいと言われたことを思い出し教室に通い始める。
アルツハーマーの初期症状にあり、言葉を失っていく恐怖にさらされ、孫がかかわった事件と
かかわりながら「詩」に辿り着くまでの心の旅路を描いている。
韓国映画で主演のユン・ジョンヒさんはこの映画で3つもの主演女優賞を受賞したとのことだが、
中国・韓国などアジアの映画も素晴らしい心に残る映画が多い。
「TIME タイム」ミッソランドスクエア シネマ
テクノロジーの発展によって人類は老化を克服し、外見上は25歳で成長が止まり、その瞬間から
左腕に刻まれたボディーロックが起動して余命時間のカウントダウンが始まるというSF映画。
生きるためには他人から時間を奪い、富裕層の人は際限なく生きることが出来るというストーリー。
商品などは貨幣ではなく自分の持っている時間で支払い、売買が行われる。
登場人物すべてが25歳なので俳優はみな若く老人は一人も出演していないのも面白い。
SF映画は考えつかないような設定なのでいつも娯楽映画そのものに浸ることができる。
「戦火の馬」ミッドランドスクエア シネマ
マイケル・モパーゴの原作をロンドンで舞台化され、スティーブン・スピルバーグ監督が感動して
映画化されたものだそうだ。
ストーリーは第一次世界大戦、激動のヨーロッパで故郷を遠く離れ、国境を越えて戦火を生き抜き
多くの人の手にわたりながら、かっての飼い主の少年は志願兵となり最前線へ。
飼い主の少年も馬も互いに生き抜き、戦地で偶然に巡りあう奇跡の物語。
CGを使ったシーンもあるようだが、動物を主演とするのは映画制作は難しいと思われるが
臨場感溢れる戦場のシーンはスケールも大きく圧倒される。
聞くところによるとこれは実話らしい。
「50/50フィフティ・フィフティ」星ヶ丘三越映画劇場
27歳、生存率50%のガン宣告を受けて 友人、家族、恋人、職場・・主人公の生活環境が
一変し、自分自身も平穏を装うことが出来なくなる。
ガンを克服した脚本家の実体験を映画化したものだそうだが、いきなり余命がわずかと
言われ、非日常の中で起こる人間模様を陽気さと悲しみを織り交ぜて描かれている。
アフリカの地をいつか一度は訪れてみたいと思っていたところ、スワヒリ語教室が名古屋市内に
あることを知り、平成19年4月から生徒に加えてもらった。
この教室は1978年~始められたそうで、30年以上もの歴史があることに驚いた。
残念ながら今日はその最後の授業で、先生の還暦祝いとお礼を兼ね、終了(卒業)パーティが開かれた。
私はどちらかと言えば、不真面目な生徒で欠席することも多かったが、クラスではこの5年の間に
個性的ないろいろな人たちとも知り合えた。
先生や学習者仲間たちと念願のケニア旅行も出来、ラム島にも行き、マサイ族や自然の中の
野生動物も見ることが出来た。
JICAなどに勉強にきている留学生も時々、教室に遊びに来たりして、授業後は毎回、先生ご夫婦の
美味しい手作り料理を戴きながら、アフリカの音楽を聴き、話し、いつも時間の経つのを忘れた。
勉強の「フラハ(喜び)クラス」より、「ハイエナ(食べ尽くす)クラス」方にウエイトを置いていた感が強いが、
振り返ればすべて楽しいことばかりだった。
スワヒリ語はアフリカでも東海岸地方で発達した言語で、タンザニア、ケニア、ウガンダなどで使われて
いて、発音やスペルはそれほど難しくない学びやすい言語だとのことだが、この年齢になると
覚えるより忘れる方が早く、先生は教え甲斐がなかったのでは?と申し訳なく思う。
再びアフリカの地を訪れることは、もう無理かもしれないが、一緒に勉強した仲間たちとは
また、会えることを願っている。
3/15 熱田文化小劇場で開催(毎月第3木)の「あつたモーニングコンサート」に出かけた。
平日の朝に上質な音楽とトークを気軽に楽しむということで、「蓼科バスーンカルテット+1(ピアノ)」の
5名の演奏であった。
“バスーン”とは英語圏での呼称で、イタリア語で“ファゴット”どのこと。
私はファゴットだけの演奏会は初めてで、結構大きい楽器で、分解し持ち運びしており、
吹くことによって、2枚のリードを振動させて音を出しているとの説明があった。
ファゴットをやり始めたきっかけは、4人とも中学、高校で吹奏楽部に入った時に
ファゴットを担当する人が誰もいなかったり、じゃんけんで負けてやむなく担当し、
今に至っているとのことでやはりピアノ、ヴァイオリン、ギターなどに比べて
知名度が低い楽器なのだろう。
低音の柔らかい音色であったが、私にとって、朝のこのひとときは贅沢な時間である。
3/14 少しばかりまだ外の空気は冷たいが、春を思わせる明るい日差しの一日、
「東谷山フルーツパーク」へ出かけた。
去年の4月中旬頃に訪れた時は、シダレザクラが満開で大道芸や果物の即売会などイベントが
開かれ、大変な賑わいをみせていたが、桜にはまだ早く今日は駐車場もガラ空き、
人も少なく静かだった。
「世界の熱帯果樹温室」では近くで熱帯、亜熱帯の珍しい植物、果物をゆっくり見て廻ることが出来た。
果樹園ではイチジク、キウイ、かんきつ類などいろいろな種類の木に品種が解るようにカラーの
ラベルがつけてあり、植物の名前をあまり知らない私には興味深かった。
「あんず」には脳の血行を良くするアミノ酸の一種の「ギャバ」という成分が含まれ、
脳動脈硬化症によく、「ボケ」の予防が期待できるとか・・。
柿の「ヘタ」は何の為?
イチジクは一日に1個熟すから「イチジク」と呼ぶ説あり、だから毎日毎日収穫しなければ
ならない。一日遅いとベタベタになるとか・・。
いろいろ豆知識も得た。
「くだもの館」では果物やジュースの販売、世界の果実の実物模型展示もされていて、
食べたこともない珍しい果物、種類の多さにびっくり。
レストハウスではトロピカルフルーツなども味わえるようになっていたが、
ジャム、キャラブキの佃煮、イワシの甘露煮、高山の漬物などを買い込んで帰宅した。