おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

ハーモニカ愛好者の新年会

2012-01-15 23:17:23 | 日記

毎月1回、コミュニティセンターでハーモニカ演奏を楽しんでいるメンバーで今日は
新年会が開かれ15名が参加した。
もう30年近い歴史をもつ会らしいが、私は加えて頂いてまだ3年程。
1年ぶりに参加の人もいれば、時々顔を見せる人もいるがとにかく全員ハーモニカを
こよなく愛している人ばかりだ。

お料理を取り寄せ、お酒やぜんざいの差し入れも入り、皆さんの名演奏を存分に聴き、
談笑しながら一日を過ごした。

最初にS先生の指導で、昨年、朝日新聞に掲載された昭和初期の歌で「津波の歌(復興の歌)」
の紹介があり、ギター伴奏のイントロをつけてハーモニカ(F調 or C・C#)で演奏し全員で合唱。

  大津波 くぐりてめげぬ 雄心(こころ)もて いざ追い進み 参(ま)い上(のぼ)らまし

昭和8年に三陸沿岸を襲った昭和三陸津波の一年後に作曲され、沿岸各地の小学校で
広く歌われたが太平洋戦争で途絶え、一部のお年寄りが歌い継いできた曲だそうだ。
歌い継ぐことで津波に負けず前進しよう。そんな歌詞が被災者を励ますと記事に書かれていた。
耳慣れない旋律だが、こんな曲をハーモニカで、時々吹いてみるのも面白い。

演歌、歌謡曲、童謡、ジャズ、ナツメロ、ジャンルも、ハーモニカも複音ハーモニカ、
クロマチック・ハーモニカ、伴奏のコードハーモニカあり、多彩。
メンバーの中には地域の教室で生徒を指導されている方や、譜面がなくても何曲でもOKの
素晴らしい演奏者も数人。
日頃、練習に不熱心な私はマイクの前に立つといつも緊張するが、刺激にも勉強にもなり、
演奏の合間の皆さんのトークも楽しい。
船長の服装で「憧れのハワイ航路」を演奏したYさん、Mさんの「バラが咲いた」の演奏に
合わせて踊り出したNさん(どう見ても踊りは炭坑節?)と、笑いも絶えない。
殆どがもう仕事もリタイアし趣味として楽しんでいる人ばかりで、これからも
ずっと全員元気でこの会が永く続くことを願い、和やかなうちに散会した。

  


 


公開講座「特別展にみる女性たち」

2012-01-11 19:07:07 | 日記

名古屋市博物館で2011.11.22~2012.3.4まで世界遺産「ヴェネツィア展」が開催されており
期間中に是非、鑑賞したいと思っていたところ、名古屋市女性会館で「魅惑の芸術・描かれた女性たち」
と題し、ヴェネツィア展によせての公開講座があることをチラシで知り聴きに出かけた。

講師は名古屋市博物館 学芸員の五味良子さん(約90分間)
 *水の都ヴェネツィアのなりたち 
 *展覧会の紹介  
 *神話・宗教の中の女性たち 

テーマごとにプロジェクターにて映し出された映像をもとに絵画 陶磁器 ガラス工芸品など
見どころを説明された。
描かれたロコロ様式の絵画「春」、「カナの婚礼」など、「「愛の寓意」と題した果物鉢の陶皿など描かれた
ものから当時を垣間見ながら鑑賞するのもポイントとのこと。
「最後におまけとして、開催するにあたっての「展覧会の裏側」の紹介があり
図録とともに会場に展示物をどのように配置するかといった設計図も回覧していただいた。
前回の開催場所(江戸東京博物館)からトラックでクレート(梱包箱)が運搬され、会場に設置される
様子など。
中でも華麗な貴族の紹介でシャンデリアが500からなるハンドメイドのパーツを一つ一つ
パッキングされたものを取り出し、高所に組み立てながら設置する様子は大変な作業だと実感。

私たち夫婦は2004(平成16)年12月にこの地をツアー旅行したことがある。
サン・マルコ広場や寺院、ドゥカーレ宮殿、教会などの建築物、運河にかかる橋、ゴンドラに乗ったことなど
は思い出すが、美術館では主人の腰が痛くなり出口で待っていると言いだしゆっくり出来ず、それに年数も
経ち展示作品はほとんど覚えていない。
今回の解説を聴き良い機会なので、また違う視点で今度はじっくり鑑賞したい。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      


 

 


映画「カリーナの林檎」&「リアル スティール」

2012-01-09 22:58:13 | 日記

「カリーナの林檎」(名演小劇場)
昨年暮れは雑用が多く、映画館に足を運んで観たのはこの一本だけ。
1986年に旧ソビエト連邦で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故がもたらした悲劇を描いた
人間ドラマ。
東日本大震災により日本で福島第一原発事故が起きるまで実際、私は遠い国の出来事として
関心が低かった。
しかし、新聞でも毎日のようにと原発記事を目にし、「チェルノブイリハート」「沈黙の春」同様に
この映画も原発の恐ろしさを強く訴えている。

「リアル スティール」(ミッドランドスクエア シネマ)
5ケ月前に台湾から語学研修に来日したSさんと12月のクラスパーティでの会話で
旅行が趣味という彼は日本で映画を一度も観ていないとのことだったので、語学学習を兼ねる意味で
映画 に誘った。
英語が解らず、日本語も字幕がどの程度、理解出来るかで観る映画を選ぶのに少し悩んだが、
台湾でも上映され評判が良かったとの彼の友人からの情報でこの映画に決めた。
いつも一人で映画館に出かけている私としてはチョイスしない範疇だがたまにはいいかと。
14:30~の上映なので指定席チケットを先に購入し、時間まで昼食をしようということになった。
同じく日本語の勉強にイタリアから来日している友人が働いているという少しお洒落なイタリアレストランが
伏見にあるというのでそこで昼食をとり戻ってみると映画館は満席になっていた。

ストーリーは近未来のアメリカ。
ボクシングは人間ではなく、人間の操作するロボットが闘うという設定で元ボクサーの父親より
コンピュータ世代の息子(11歳)の方が操作は上手。
新しいロボットが日本製で「超悪男子」という名前が漢字でボディにペインティングしてあり
言語を日本語で指示しないとロボットがリモコン作動しないという場面もあり、日本語を勉強中のSさんは
非常に面白かったらしく2人で笑ってしまった。
子役の可愛らしい少年の演技が大人より光っていて、ほろっとする場面も。
字幕は完全に理解出来ていない彼であろうが、台湾も漢字圏であるし、ストーリーも解り易く充分
娯楽SF映画を楽しむことが出来、日本語の勉強に大いに役立ったのではと思う。
私にとっては、新年そうそう夫ではなく若い男性と2人だけでデートが楽しめた幸せな一日となった。

  

 

 


新年を迎えて

2012-01-01 00:23:04 | 日記

「一年の計は元旦にあり」
New Year’s Day is the key of the year.

2012年、新しい年の始まり。
同じ一日の始まりなのだが、元旦は、やはりいつもの一日とは違って心改まる。
「最初が肝心」「元旦は一年の鍵である」との諺の通りだが、振り返ってみると意志薄弱な私は
いつも「今年こそは・・」の目標がほとんど三日坊主に終わって来た。

それで今年は・・「有吉佐和子」と「藤沢周平」の作品を読めるだけ読むことに目標を立てた。
全作品ではなく、ゆるく
読めるだけ読むというのがいい。
私自身、この年齢になり病院と縁が切れなくなった今、一日一日を大切に過ごすことが大切と
改めて思う。

去年は東日本大震災に加えて原発事故という思いもよらない災害が発生し、歴史に残る
大変な一年であったが、2012年は一日も早い被災地の復興と世界中の平和を願って
佳い一年となりますように。 

 

 


年の瀬の買い物

2011-12-30 19:22:03 | 日記

2011年も残すところあと2日。
毎年、12/30は名古屋駅近くの柳橋中央市場へお正月の食材を買い出しに出かけるのだが、
どこへも行きたがりの孫二人も行きたいと言い出し、不本意だったが連れて行くことにした。

覚悟はしていたが、市場の近くの駐車場はどこも満車。道路の両側も車の列と渋滞ばかり。
一方通行の路地を抜け、周りを2周してやっとビル地下の駐車場へパーキング。
普段、多くは飲食業者が仕入れに来る市場だが、暮ればかりは一般の買い物客で殆ど
占められているようだ。
鮮魚、肉、野菜、どの売り場も人だかりで他の店と値段を比較しているゆとりはなく、
メモしてきた食材を手に入れるだけでせいいっぱい。
孫が迷子にならないように気遣いながら、人混みをかき分けやっとの思いで買い物を済ませ、
細かいものは自宅近くのスーパーで買い足すことにした。
市場の道路端では豚汁、あら汁、甘酒、肉まん、たこ焼き、みたらし団子、五平餅とおいしそうな食べ物も軒を連ねて売られている。
東日本大震災で東北の農水産物の入荷が減少している言われている今日、帰途ふっと被災地の人々はどんな暮れを過ごしているのだろうかとの想いがよぎる。

孫たちは人の多さにびっくりしながらも多くの店先を物珍しげに見ながらついて来たが、
次回は懲りて「もう留守番している」と言うに違いない。
でも、大きくなれば、この暮れの風物詩のひと時も良い思い出になるのでは・・。