2010年の大晦日を迎えました。2000年になって10年が経過しようとしています。
2000年は今の居を構えた年でしたが、あっという間の10年という印象しかありません。
長女も就職して2年がたち、長男は高2、次女は中2になり、子育てと仕事と遊びに追われた10年だったと思います。
明日になると年男・・・48になります。飛騨を離れて30年、何とか生きてきましたし、何より子どもが他人様に迷惑をかけずに大きくなっていることに感謝しています。
今年10月に母が逝きました。初めて親のいない正月を迎えます。巷で必ず言われるのが、いなくなって初めてわかる親のありがたさです。
小学生の頃、家族の贅沢は高山市内に出かけて(当時「街に行く」と表現していました。)、中華そばを食べることでした。子どもながらに汁も残さず食べるのが、親への感謝の気持ちでしたし、本当に「美味しい」と思って食べてました。
また、五平餅が大好きだった私を「好きなだけ食べろ」と親父が久々野町の国道沿いの店に何回か連れて行ってくれたことが今でも忘れられません。
夏が過ぎると、朝5時に起きて、山にコケ(キノコ)を取りに毎日親父と行きました。取ってきたコケのみそ汁の旨さといったら・・・ここ30年食べてませんが、感覚として残っています。
子どもの頃に、本当の贅沢というものを体験させてもらっていたと思います。
自分は、子ども達に「本当の贅沢」を体験させているのか・・・わかりません。
今年一年、母が逝ったことをのぞけば、家族全員が無事に過ごせてよかったと思います。
多くの皆さんに様々な形でお世話になった一年でした。本当にありがとうございました。
来年も良い年であることを願っています。
故郷の山はありがたきかな。(写真は、実家近くから臨む位山です。)