閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

アメリカのイスラエル・パワー

2022年12月05日 | 書評 政治
アメリカのイスラエル・パワー/ジェームズ・ペトラス/高尾菜つこ/三交社/2007 イスラエルという国がアメリカ政府を植民地化し、アメリカ国民を戦争に駆り立てることで、中東におけるイスラエル覇権を維持してきたと主張する衝撃的な本。イスラエルを支える財源として、著者は裕福なユダヤ人、マスコミ、ハリウッド、労働組合、年金基金を挙げている。 また、著者は年金基金でハイリスク・ローリターンのイスラエル国 . . . 本文を読む
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アメリカの代議士たち 米国連邦議会の素顔

2022年10月06日 | 書評 政治
アメリカの代議士たち 米国連邦議会の素顔/高市早苗/主婦の友社/1990 自民党総裁選にて、次の首相候補の一人、かつ保守派の実力派議員と認められつつある、高市早苗議員が30歳前後の時期に、アメリカ民主党の大物下院議員パット・シュローダー議員事務所で1年半働き、連邦議会で二カ月のインターン(研修生)を経て特別研究員、などに武者修行に出かけた際の体験談について書かれた本。 高市はこの時点で、問題意 . . . 本文を読む
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日本人が知らないアメリカの本音

2022年09月28日 | 書評 政治
日本人が知らないアメリカの本音/藤井厳喜/PHP研究所/2011 保守派の論客、藤井厳喜による、アメリカの歴史、過去数十年のアメリカ政界の経緯に関する本。この時期に書かれた本の中では水準以上の出来栄えとなっている。しかし、本人が得意とする分野だけでなく、あまり得意ではなさそうな分野についてもそれなりの解説がなされている。得意分野はいつもの藤井厳喜なのだが、そうでない分野は本人が書いたのかと違和感 . . . 本文を読む
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ナチズム ドイツ保守主義の一系譜

2022年09月11日 | 書評 政治
ナチズム ドイツ保守主義の一系譜/村瀬興雄/中央公論社/1968 ユダヤ関係者の政治的圧力により、何かとタブー視されてきたナチスの全貌について書かれた、珍しい歴史書。当時としては結構売れた本のようである。 この本の特徴は、ナチスが、ドイツ各界の保守勢力が結集、ナチスは元々あった保守勢力とは異なるアプローチで政権運営したことを記している点にある。 ナチスとて、政権奪取前は必ずしも一枚岩ではなか . . . 本文を読む
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病むアメリカ、滅びゆく西洋

2022年08月30日 | 書評 政治
病むアメリカ、滅びゆく西洋/パトリック・J・ブキャナン/成甲書房/2002 アメリカをはじめとする西洋社会の劣化状況を分析した、政治社会的に重要な一冊。この本によると、第二次大戦終戦時は、アメリカはキリスト教国だと大統領や要職にある人物が政治的に宣言するほどであった。それが、連邦最高裁による宗教的行為と判断されたものが次々と違憲扱いされ、キリスト教が骨抜き状態となり、社会全般でキリスト教が骨抜き . . . 本文を読む
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労働者の味方をやめた世界の左派政党

2022年07月28日 | 書評 政治
労働者の味方をやめた世界の左派政党/吉松崇/PHP新書/2019 データを示さず、政局的な視点、騒動となったテーマの視点で政治を語る言論人だらけの中、著者は、データを示しつつ自民党が政権担当政党となった背景について分析している。著者は左派政党支持者は高学歴者であるとしている。   “高学歴な人”ほど左派政党を支持する「先進国の現実」https://shuch . . . 本文を読む
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世界経済の支配構造が崩壊する

2022年06月08日 | 書評 政治
世界経済の支配構造が崩壊する/菅沼光弘、藤井厳喜/ビジネス社/2015 世界情勢で特筆される事項について書かれた、二人の言論人による共著本。ただし、読む価値あるのは前半部分のみ。100頁以降は、本にするために無理に作文した気配がある。 実は、この本について、不満な点がもう一つある。誰でも知りえる事実、根拠情報を示していない。断定的に書いて納得するのは信者くらいなものだ。 賢い国民を育てるべく . . . 本文を読む
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美しく、強く、成長する国へ。 「私の経済強靭化計画

2021年09月24日 | 書評 政治
美しく、強く、成長する国へ。 「私の経済強靭化計画」/高市早苗/ワック/2021 滅多にないことだが、本書をアマゾンで予約注文して購入した。   この本は、六つの特徴を有している。   ・法令、行政文書の名称を明確に表示している箇所が多く、観念的な表現が少ない・政治家が書いた本にしては異例なくらい自分の言葉で書いてある箇所が多い・密度が濃いため、同じ箇所を、ニ三度 . . . 本文を読む
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超マインドコントロール 日本人だけが知らない!日本と日本人の凄さ!

2021年09月04日 | 書評 政治
超マインドコントロール 日本人だけが知らない!日本と日本人の凄さ!/池田整治/マガジンハウス/2012 内容的には、「マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の続編。普通は、パート2シリーズものはパート1と比較して、質的にも内容的にも劣化するものだが、池田整治の場合は違う。この本の方が出来が良く、文章的にもこなれた書きぶりとなっている。特に、一読すべき箇所は、セオドア・ルーズベルト . . . 本文を読む
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マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実

2021年08月31日 | 書評 政治
マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実/池田整治/ビジネス社/2009 元自衛官(一佐)だった方が、自らの体験と歴史研究成果をまとめつつ発表した本。出典が記されていない問題はあるものの、著者なりの見立ては時代を超えて参考とすべきものである。何より、歴史家が気づいていないこと、歴史の本質において見落としがちなことについて、著者は逃げずに文章化しようとしている。オウム真理教がサリン事件 . . . 本文を読む
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