伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

命あっての物種

2008-05-03 14:25:21 | Weblog
質問 :
生きている以上、悩みや気になることは次々にあらわれてきます。もちろん気にしないようにしたくても気になってしまいます。人は人、自分は自分・・・。
すべてのことを受け入れ感謝する。この現実界での修行と思いつつ、それでも、気にならなくなる為に何か秘訣はありますか?
返答 :
・・・簡単です。
明日、死ぬかも知れないと思えば良いです。つまらないことは、消し飛び、今すべき事を捜し出します。

現実界で生きる間、私達の魂の成長の足を引っ張る引力が
存在します。 それは、日常生活での「惰性」と「慣れ」です。
例えば、仕事上の事で悩む人は多いです。
仕事の事で不平不満が有り悩み、健康も精神も病みつつ在
るA氏が居ます。
A氏にとっては、仕事が有り、給料が毎月入る事は当然な
アタリマエな事と成っています。これを忘れて、その上で仕事
への「自分の執着」を持ち、自分勝手に苦しんでいます。
家族を抱えて失業中のB氏が、A氏の悩みを聞けば、何を
感じるでしょうか?
また、主婦Cさんは、旦那や子供へのストレスが爆発してい
ます。もう、人生が嫌に成って来たと、友人で結婚出来なかっ
た独身女性のDさんに相談しています。
Cさんには、旦那や子供が存在してくれる事の「有り難さ」は
消えています。

全ては、有って当然と錯覚させる、人間の「惰性」と「慣れ」
の働きです。 これを打ち破るには、日々の生活の中で
生死の原点に戻ることです。 日常生活の中での感謝想起
「生かして頂いて ありがとう御座位ます」は、原点に引き戻
してくれます。 生死を意識する人間は、強いです。
私達を産み出した、忘れていた根源の息吹を思い出させる
のかも知れません。 これは、社会生活での細かい悩みを吹
き飛ばします。
と、色々と言いましたが、嫌な事は嫌、辛い事は辛い、もの
です。
足を引っ張るネガティブな引力が存在する現実界に居る間
は、ポジティブな引力も必要なのです。
前向きなポジティブ引力は、日々の感謝の先祖供養と神仏
への感謝の参拝などの、具体的な「行為」で発生します。

頭の中では「生かして ピョロロ~ン」とは、分かっていても
現実界に刻み置いて行く「行為」の産み出す引力には、霊的
作用の面では負けます。
何故なら、ここは現実界だからです。
目の前のコップを思考で動かすことは、普通の人間には出来
ません。 手でコップを持つ「行為」をすれば、簡単に動かす
事が出来ます。

この現実界に、伊勢神宮外宮や伊雑宮の様な空間が、実際
に出現している事は、それが地球や人間に必要だからです。
日本神道の素晴らしさは、人間を縛る教義がなくても数千年
間も存続している事です。
人間への強制では無く、人間の自主性に任されて数千年も
存続して行くものには、根源存在の無言の意思が在るのです。
たまには、このような場所へ行く事も、人生での大事なイベント
「行為」の1つかも知れませんね。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (114)
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