日本IBMが、過去繰り返し行ってきた乱
暴な解雇=ロックアウト解雇。
裁判で「解雇無効」を勝ち取り、職場復帰
を実現した。
3年間のたたかい、本当にごくろうさまで
した。
ロックアウト解雇:経営者側が工場や事務
所を閉鎖し、労働者の就業を強制的に拒否
する解雇。組合による会社運営を阻止する
ねらいもある。ストライキと逆のやり方。
職場復帰を果たした男性は「解雇されてか
ら3年。1人だけではたたかえなかった。
労働組合JMITUは頼りになる組合だ」
と感謝を述べた。
経営者側からの解雇は厳しい制約が課せら
れている。いわゆる「整理解雇の4要件」
①人員整理の必要性
②解雇回避努力義務の履行
③被解雇者選定の合理性
④手続の妥当性
近年、経営者のモラルハザードがひどい状
況のなか、この解雇4要件をなきものにし
ようとする財界、そしてその意を汲んだ安
倍政権が国会で法改悪を行おうとしている。
「残業代ゼロ」や「金銭解雇制度」の導入。
さらに、労働法が適用されない「雇用関係
によらない働き方」の拡大など。
安倍首相のいう「働き方改革」や「女性の
活躍」という言葉と真逆のことを国会でや
ろうとしている。
まっとうに働いている労働者の指名解雇や
ロックアウト解雇は許せない。
JALをはじめ、多くの労働組合で人間の
尊厳を守るため、苦労の多いたたかいを繰
りひろげている。
マスコミはほとんど取り上げないが、大い
に連帯を表明したい!!