自民党の9条の改正案が出されてきた。
やはり9条2項に自衛隊を明記している。
人類は、いかに戦争を防止し、二度と戦争
をしないために悪戦苦闘してきた。
第2次世界大戦で、6千万人ともいわれる
途方もない人命を失い、街が破壊された。
国連憲章の全文は「われら連合国の人民は、
われらの一生のうち二度まで言語に絶する
悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の
世代を救い、基本的人権と人間の尊厳・・」
日本国憲法前文では「政府の行為によつて
再び戦争の惨禍が起ることのないやうにす
ることを決意し、ここに主権が国民に存す
ることを宣言」を行い、9条でその保障を
行った。
焼野原と化した都市と累々たる屍、もう二
度と戦争はしないと誓ったのではないか。
しかし、日本では戦争を遂行してきた政治
家や権力機構は、いったん解体されたが、
単独占領したアメリカが、続々と復活させ
てしまった。
特攻警察の幹部が官僚に復活し、A級戦犯
が首相にまで返り咲いてしまった。ただし
アメリカのがっちりとした支配のもとで。
日本の自衛隊をアメリカ軍と一緒に、さら
にアメリカ軍にかわって戦争に参加させた
い・・・長年のアメリカの野望であった。
それに呼応するように「戦犯」たちが蠢動
し、安倍首相をトップとする「極右政権」
=ウルトラ右翼政権が独裁的な力を得ると
ころまで来てしまった。
戦後、どんどん大きくなってきた「軍神」
を抑えてきたのが憲法9条である。
その抑えてきた鎖を断ち切ってはならない。
先の戦争で命を失った人たちのためにも。
9条を変えてはならないと、この1点での
3000万人署名が進んでいる。