スマホを利用したビジネスが大きく伸びて
いる。
Uber(ウーバー)やAirbnb(エアービー
アンドビー)などに代表される「プラット
フォーム・ビジネス」のことだ。
ネットを間において、サービスを提供する
就労者(生産者)と、消費者を橋渡しして
中間の利益を得るビジネスのこと。
ここにおける就労者(生産者)は労働者な
のか?
実態は労働者なのに、制度上は「請負」と
なっている。
ということは労働者を守る法律が適用され
ない。
月間全労連4月号より
こうした労働形態を「オンデマンド労働」
「ギグ労働」と呼ばれている。
(on-demand work gig work)
いま、これが低賃金・長時間労働などの
劣悪な労働環境として、世界的に大問題
になっている。
安倍首相の「働き方改革」(これは働か
せ方改革が正解)が、これを目指してい
る。
彼のいう「非正規という言葉を国内から
一掃する」と過激な発言は、実はこのこ
とを企んでいるとしか見えない。
みんな「非正規」になれば、非正規とい
う言葉はなくなる。美辞麗句が多く、反
対のことを平気で言う。
まさに言葉のマジックだ。
このままでは、IoT を利用した19世紀型
労働の復活だ。
安倍首相は働く現場をまったく知らない、
そして財界・大企業の言う通りしか行動
しない。
それを通すため、裁量労働のデータ偽造
にまで手を染め、国会にウソをついてき
たわけだ。
データ偽造、公文書改ざん、この内閣は
もう総辞職しかない。