対外的には「秘書失格」である。
しかし安倍首相にとっては、これほど重宝
できる「すばらしい秘書」はないだろう。
昨日の参考人質疑を聞いて思った。
1年間も「会ったことはない」と答弁を続
けてきて、昨日は「3回会った」と態度を
180度も変えた。
2013年5月に安倍首相と加計氏との別荘で
のバーベキューで会っている。
その後、15年2月から6月にかけて、官邸で
学園側と3回も会っている。
これを会っていなかったと1年間も否定し
てきたのはあまりにもおかしい。
今までの答弁を巧妙に変えつつ、安倍首相
とのかかわりは明確に否定。かえって不自
然だ。
ますます安倍首相と加計学園の関係は異常
な状況であったことが、いっそうはっきり
した。
加計、森友学園の「政治の私物化」、いわ
ゆる「お友達政治」の実態が浮きぼりなっ
たのではないか。
そのうえ外交的には、北朝鮮への「圧力一
辺倒」の硬直化した姿勢が際立っている。
安倍首相は、軍事以外の「平和戦略」を何
も持っていないのではないか。
とうに寿命がつきた政権。
これを終わりにするためにも、引き続きの
「野党共闘」こそ事態の打開のカギ。
政治の、改革の、閉塞状態を打開するため
に。