安倍首相は「聖人君子」か？
加計氏が獣医学部の新設を求めて、15回
も申請したが実現しなかった。「特区」
でも難しい。
その間、安倍首相とは別荘での焼き肉や
お食事、ゴルフと何回も会っている。
安倍首相は一度も獣医学部の計画を知ら
なかったという。
しんぶん赤旗日曜版27日付に、
この表を見ると2017年1月4日に知った
と国会で答弁している。
それまで無数ともいえる加計氏と付き合
い、秘書官をはじめとして官邸の幹部が
計画の要請を受け取っている。
もし17年1月にはじめて知ったというこ
とが事実なら、人格がすぐれた「聖人君
子」だ。
でなければ、政治家としては「無能」と
いうことになる。
政治家は、国民のさまざまな要望を受け
取り、それを実現することに力を注ぐ。
そして贈収賄や不公平さがあれば「それ
は出来ない」ときっぱり断ることが必要
だ。政治家のアンテナはセンシティビテ
ィーが非常に高い。
新しい文書では、15年２月に「いいね」
という文書が公開された。これも間接的
な記録だから逃げ切る気か。
森友、加計、スパコン、そしてセクハラ
をはじめとした官僚の不祥事。
日大のアメフト、狛江市長と、それぞれ
のトップにいる不祥事が相次いでいる。
そのおおもとに安倍首相の長期にわたる
「逃げどく」があるのではないか。
モラルの崩壊といえるのではないか。
その間、国民生活を直撃する悪法が目白
押しで強行採決しようとしている。