採決は今週までもつれ込むと思ったが、先週の金曜日に自民・公明などによって強行成立されてしまった。75歳以上の医療費2倍化法案だ。
参院本会議で反対討論にたった日本共産党の倉林参議は、[対象となる方々からは「年金は減るのに心細くてしかたない」「年7万円の医療費が倍になれば受診控えも考えなあかん。長くない人生なのにひどいしうち」など、不安と憤りの声がよせられています]と紹介している。
こうした声が自民・公明、維新の議員に届かない。公明は基準を200万円の収入に引き下げたと、逆に負担増を手柄にしている。これを「ふっかけ商法」といわずなんというか。
制度の枠組みを守るというのは官僚の発想だ。その枠組みからはみ出し困難を抱えている国民のために、枠組みを変えるのが政治家の役割だ。
情けない国会議員のなんと多いことか。
実施は来年の10月だ。
自公政権を変えれば、実施をしなくても済む。
9月までの衆議院選挙で「野党連合政権」をつくること。これにつきる。