石川社中の音楽独り言

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意外と知らないWドミナントとセカンダリー・ドミナントの違い

2016-08-21 12:08:58 | 音楽基礎知識

お待たせです・・・・。

編曲する人や作曲する人の中に 或いは結構、作曲・編曲に慣れてる人の中にも

Wドミナントとセカンダリー・ドミナントを案外勘違いしてたり或いは

一緒のモノだと思ってる人もいて 時々驚きます

 

まあそんなんで、その辺を今回と次回で書けたらと思い取り上げてみました

 

まず そもそもW(ダブル)ドミナントって一体なんのこっちゃ?ですよね

その前にドミナントって何でしょう?

例えばドレミファソラシドのハ長調には、そのドレミ~の音階でメロディーを作った場合に

そのメロデイーを伴奏する7種類の響き つまりコードが出来ます その7種類のコードを

ダイアトニックコードと言います その7種類はそれぞれ響きの感じ方から、

夫々に機能や役割を持っていますが・・・・そのことについては

以前より何回も書いてるので今回省きます いずれにせよKey CならG7がドミナントになります

 

このドミナントの重要な役割はトニックに進む事でしたよね

ですからⅠの主和音(トニック)のCコードに進むのがほとんどです(AmやEmにも進みます)

 

このG7からCに進むと言う事は完全4度上(ソラシド)或いは完全5度下(ソファミレド)

に進むと言う事ですよね  そして完全4度上と完全5度下はどちらでも同じことです

つまりドミナントの響きを聞くと私達は、次に4度上・5度下のコードの響きを

何となく聞きたくなるんですね・・・  

 

ではそのことを踏まえて 下記のコード進行を見てください

C Am F G7・・・・良くある進行ですが 最後のG7がドミナントですね

さてこのよくあるコード進行をワンランク上のコード進行にアレンジする

方法はないものでしょうか?・・・・ あります!!

 

それは比較的地味で、又少し聞き飽きてきてるドミナントコードを

待ち詫びた魅力的なドミナントコードにすれば良いわけですよね?

 

その方法は上記を思い出してください ドミナントのコードを聞けば

その次に4度上・5度下のコードの響きが聞きたくなるんでしたね?

 

つまり逆にG7の前に或るコードを置いて そこから4度上・5度下に進行して

次に聞きたくなるG7に到達できるようにすれば良いのです

 

そのコードはD7になりますね (レミファソ・・完全4度上)・(レドシラソ・・完全5度下)

 

つまり C Am  F D7 G7に コードアレンジをします

 

FからD7に進行した瞬間 何とも言えない浮遊感を感じる事が出来ますよ

そしてG7に入りやすくなり、無い時よりG7が魅力的に感じます

 

そしてこのD7 G7を良く見てみるとドミナント(7)が2回続いてる形になってませんか?

これがWドミナントです    ・・・ ・・・   いかがでしたでょうか?

 

少しでも何かの参考にでもなれば嬉しいです

 

では課題です 下記の良く使われるコード進行にWドミナントのコードアレンジをしなさい

Key G     

G Em C D7

 

Key A     

A F♯m Bm E7

 

Key D 

D Bm G A7

赤いコードの次にWドミナントのコードを入れてください・・・答えあわせは次回に