3月にもなると さすがにちょっと春めいてきた気がしますねえ
お待たせしましたア 今回はトライアドの4種類が全部終わったので
トライアドのまとめを書くことにします
その前に 先回の答え合わせをしましょう・・・・先回の課題は
減3和音の課題です 例のようにイの方はコード名から減3和音の構成音を書いてください
そしてロの方は構成音から減3和音のコード名を書きなさい
(横書きにしてありますが縦に同時に響く和音と考えて下さい)
イ
例 Em-5コード→(EGB♭ 又はミソシ♭ と両方書けると良いですね)
1 G m-5コード 2 Bm♭5コード 3 A m-5コード 4 B♭m♭5コード
答え
1GB♭D♭ソシ♭レ♭ 2BDFシレファ 3ACE♭ラドミ♭ 4B♭D♭F♭シ♭レ♭ファ♭
ロ
例 CE♭G♭(ドミ♭ソ♭)→C m-5コード
1 GB♭D♭(ソシ♭レ♭) 2 ACE♭(ラドミ♭) 3 BDF(シレファ)4 EGB♭(ミソシ♭)
答え
1 Gm-5 2 Am-5 3 Bm-5 4 Em-5
・・・・です いかがでしたか?
さて本題ですが・・・
さて そもそもコードって。幾つの音からコードつまり和音になるんでしょうか?
一つの音ではコードになりませんよね 単音です
二つの音もコードとは言わず まあ音程と云うのがふさわしいと思います
三つの異なる音で重なる音 これからコードになります
これがトライアドでしたね
ではその三つの異なる音の重なりを同時に鳴らすと、響きとして
私達にある種の感情や情景を心に思い浮かべさせます
その響きの種類は4種類あって
1 明るい響きで安定している響き これが長3和音(メージャー・トライアド)で
ルート・長3度・完全5度(ルートがCならCEG ・ ドミソ)です
1 哀しい響きで安定している響き これが短3和音(メージャー・トライアド)で
ルート・短3度・完全5度(ルートがCならCE♭G・ ドミ♭ソ)です
3 安定はしてい無いけれどほっこり緩和している響き (但し感じ方には個人差があります)
これが増3和音(オギュメント・トライアド)で
ルート・長3度・増5度(ルートがCならCEG♯ ・ ドミソ♯)です
3 安定はしてい無いけれど悲しみが深く緊張している響き (但し感じ方には個人差があります)
これが減3和音(デイミニッッシュド・トライアド)で
ルート・短3度・減5度(ルートがCならCE♭G♭ ・ ドミ♭ソ♭)です
以上4種類が三和音 つまりトライアドの種類になります
但しここで覚えておいて欲しいのは ただ4種類の異なる音3つの和音だけでは終わらなく
この4種類からいろんなコードに発展して、ジャズコードやテンションコード等になって行きます
どんな複雑な難しいコードもこの4種類が原型で
その複雑なコードはその4種類から拡張・変化したコードだと考えてください
(但し構成音を4度ずつ積み上げる4thビルト等は入れません)
私達は公的な書類にしばしば、自分の本籍を書く事がありますが
3度ずつ積み上げるコードの本籍はこの4種類と考えましょう
例えばC7♭9は長3和音(メージャー・トライアド) Cコードが原型で、そこから更に
短7度の音が拡張され又長9度の音も拡張され そしてその9度の音が半音下に変化した
つまり♭9化されたものです・・・・拡張した音や変化した音をとればCメジャーコードです
つまりC7♭9の本籍はCトライアドです
又トライアドは響きばかりではなくアドリブの時にしょっちゅう使います
例えばCメジャーコードの時にCトライアドのドミソを弾くのは当たり前ですが
良くDトライアドを弾いたりします つまりCコードの時にDコードの構成音を
弾くわけです・・・普通に考えれば訳分かりませんよね?
簡単に説明するとDトライアドはレファ♯ラですよね?・・・・分析すると
レの音はCコードの9thの音になります ファ♯は♯11th
そしてラは13thの音になり 一見分かりにくいですが
Cコードのテンションの音になるわけです・・・・
それで逆に難しいCコードのテンション・ノートを覚えたり考えてるより
Dコードの構成音をさえ弾けばテンション・ノートを弾いたのと同じ事になるわけです・・・
話が難しくなりましたが トライアドはそんな使い方も出来るわけです
さて ここでまとめの課題を出します 例のように下記のトライアドのコード名を書いてください
例 1 CE♭G♭・ドミ♭ソ♭→Cm-5 例2 Caug →CEG♯ ・ ドミソ♯
1Em-5 2 GBD♯ 3 Bm-5 4 A♭メージャー 5 E♭G♭B♭・ ミ♭ソ♭シ♭
答え合わせは次回に
何か質問のある方はメールにて・・・・。