ドミナント７の裏コードって何？ その２

お待たせしました

ドミナントの裏コードの２回目です


前にも書きましたが　

コードはその響きや役割によって、主和音系と下属和音系と属和音系の

３種類に大別されます


ドミナント７は属和音系のことなのですが　主和音系が安定した響きを持ってるのに対し

ドミナント系（属和音系）は不安定な響きがします


ではその不安定な響きの原因はどこにあるのか？　調べてみます

これが先回の課題でしたね！？　下記がその課題です


課題です


その不安定な理由をＧ７を例にして考えます

構成音はソシレファですね　　この中の或る２音間で不安定な響きが出来ます

ではどの組み合わせの音程が不安定でしょうか？　答えなさい


１ソとシ　２ソとレ　３ソとファ　４シとレ　５シとファ

６レとファ　７レとソ　８ファとソ

これが課題でしたね


答えです

５のシとファです　人によっては３と８も不安定と感じる人がいるかもしれません

あなたの感覚は当たっています・・・が一番不安定な響きとなると５番になります


実際に本当に不安定なのか　どうか弾いてみましょう

ギターの5弦の2フレットのシの音を中指で

4弦の3フレットのファの音を薬指で押さえ　同時に弾いてみてください


どうでしょうか？　不安定などんよりした響きですよね？


次に前記のシとファを弾いたすぐ後に　今度は5弦の3フレット（ド）を薬指で

４弦のほうは2フレット（ミ）に移動して中指で、これも2本同時に弾いてください


どうでしょうか？　今度は不安定から安定に変わりましたね？


これがドミナントからトニック（属和音から主和音）への解決

つまり不安定から安定した響きへのエッセンスですよね


もう少し詳しく言えば

ドミナント7のG7コードの第3音のシの音は次のCコードに移った時　

半音上がってドの音に行く

そして第7音のファの音は逆にCコードに移る時半音下がってミの音に行く


これが不安定から安定に導く為の

ドミナント７の限定進行ですよね



では響きを確かめたところで　次に素朴に思う疑問は・・・


何故シとファの音は不安定なんでしょうか？　


それを解き明かすには　２つの音の音程差を調べてみます


さあここで課題です

シとファの音程差で正しいものを下記から選びなさい


１　全音１つと半音2つ　２　全音２つと半音1つ　３　全音2つと半音2つ　４　3全音

（ヒント　答えは2種類ありますよ）


答え合わせは次回に

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