十月十二日(木)晴れ
波バカ稽古
今朝も
地元の神社参拝と
海辺で珈琲を飲みながら
今日が始まったことに感謝する
震災の演劇を創っているからこそ
改めて
当たり前の景色を
愛おしく想う
稽古は
昨日の粗通しを踏まえて
抜粋した場面稽古
まだまだ
役者達の中に
台本に書かれている台詞が
自分の言葉になっていない状態が続く
まだまだ
台本に言わされている
台詞に言わされている
なので
書いた一言一言の真意を
稽古場で役者達に伝えていく作業が続く
世代や出身により
役者それぞれの概念が違う中で
稽古前半は
そこを重点的に行う
違って当たり前
そこをすり合わせて
伝えていく
演出家の仕事として
大きな作業の一つだ
脚本には
「人が、どう生きたか?」
しか書いてない
だから
役者は
「どう生きるのか?」
を追求するしかない
「どう演じるか?」
ではなく
今日も
稽古が終わった
稽古が出来る日常に
感謝しかない
今日も
どうもありがとう
貴方に逢える日を
愉しみにしております