結果としてサッポロの赤星にシフトしちゃったんですよ。
キリンラガー、10年ぶりに改良10月からの酒税法改正見据え
正直、以前はビールといえばキリンだったし、ラガービールも根強いファンがいたんですよ。
自分もラガービール大好きで、苦みとのど越しのバランスがちょうどいいビールでした。
ところが、一番搾りが登場してまず居酒屋がラガーからシフトしちゃったんですよね。
何と言っても一番搾りはラガーに比べて飲みやすいですから。
ラガーはどちらかというとヘビーユーザー向けのビールですしね。
そしてアサヒがスーパードライなるよくわからんビールを発売して、ラガーは益々ピンチに陥る訳です。
そこでキリンが危険な賭けに出る訳です。
ラガービールの味を変えたんですよ。
心持マイルド仕様にして飲みやすくして「ラガーは生ビールです」などというキャッチをつけて販売したんですよ。
これが裏目に出てしまったんですよね。
ヘビーユーザーからは「不味くなった」とそっぽを向かれ、新規は新規で
「これなら一番搾りやスーパードライのほうが美味しい」
とラガービールに見向きもしなかった記憶があります。
焦ったキリンは昔の味を再現したクラシックラガーを発売したんですけど、これがまた期間限定とか最初にやっちゃったものだから、一番搾りやサッポロの赤星に逃げたお客さんを引き戻すまでには至らなかったと思います。
(それでもクラシックラガーは売れた記憶もある)
さて、今回のラガー・・・
飲んでみないとわからないけど、従来の味からまた遠のくんじゃないですかね?
時代が変わっているから味が変わるのは仕方がないとはいえ、ラガーをいじるというのはある意味賭けですからね。
過去の失敗を糧にして美味しいビールを作れるかどうか?
ちょっと注目ですな・・・