ターザン後藤選手といってもピンとこない方が多いのかも知れませんが、色んな意味でプロレスラーでしたね。
昨日の第一報が流れた時、SNS上はプロレス関係者の書き込みでかなり騒然となりましたね。
最近プロレスファンになりました!ってファンにはなんのこっちゃかわからないと思いますが、このターザン後藤選手って色んな意味で凄い人なんですよ。
誰もが一度は耳にする電流爆破マッチ。
大仁田さんの代名詞とも言える試合形式ですが、このノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチで大仁田選手と初めて対戦した選手なんですよ。
結末としては双方大火傷を負ってましたけどね。
あと、長州選手や天龍選手からも『アイツはホンモノ』と認められてますね。
元々ヒール志向で、ファイトスタイルはラフスタイルなんだけど、レスリング技術はジャイアント馬場門下生ということもあって物凄く上手い。
若手にとっては優秀なコーチであると同時に対角線に立つと鬼のような攻撃の数々。
『立て!コラ!』
と怒声を飛ばしながら椅子でバンバン背中をぶっ叩く。
常々『腑抜けた連中に活を入れる』と決して妥協ナシのファイトを貫いてたのがターザン後藤という選手です。
どうやらガンが死亡原因のようで、何がショックって、自分と同世代の人間、しかも割と身近な存在が亡くなった事がショックですね。
遂に俺達の時代にもそういう奴が出てきたのかと、今までもいたんだろうけど、やはり身近で亡くなられると要らん事を考えちゃいますね。
色々思うところはあるけれど、今はお疲れさまでしたと。
向こうでかつてのライバルとか先輩とかと見守ってください。
多分鶴田さんあたりから『お前はまだ早すぎるだろ』って文句言われそうですけど。