樋口監督が話す特撮ドラマ「ＭＭ９」の裏話

さて、前回は作品を観ての感想であったり概要であったりを書いたのですが、今回は樋口監督が明かした裏話について書いてみたいと思います。

本当はこの作品についての見所であったり、概要であったりを愚痴監督が自ら説明する予定だったはずなんですが、自由すぎる樋口監督が暴走しまくり（笑）
もう言いたい放題で、ここで書けないこともちらほらありました。
だから、書ける範囲で書きますので、樋口監督、安心してください（笑）


ちなみにこのおっさ・・・・この方が樋口監督です。

今回この作品を制作するにあたって、樋口監督が考えていたこと。要は映画だとどうしても2時間半くらいしか尺がとれない。そうすると例え魅力的な主人公が出来たとしても、それを掘り下げる事はできないし、そういう部分も含めた部分での作品を作ってみたいと。
そこから、自分の感性と同じメンバーを集めて、今回のＭＭ９が出来上がったと・・・いう事だそうです。

ふーっ、マジメに話しているような感じでしょ？
こんなにマトモに話してませんから。なにせ樋口監督は自由すぎますから（笑）
やれ脚本の上がりがどーだとか、「監督、それはNGワードです」つて言葉はバンバン飛び交うわ・・・
特撮ニュータイプでマジメに話している樋口監督、あれウソですから。
これ書いてて「編集者、苦労してんだろーなあ」と思いましたもん（笑）



さて、この作品のナレーション、実は超がつく大物俳優さんがやっております。そうですねぇ、某空想特撮シリーズの礎になっているあの作品のナレーションもやっていあの大物俳優さんです。

はい、この人（笑）

「これはやはり某作品Ｑに対するオマージュですか？」と自分が質問。
すると樋口監督曰く
「いやぁ、渡る世間は鬼ばかりみたいな長寿番組狙いという事で・・・」
えっ！そっち?そっちかよぉぉぉ！！
でも、本当にダメ元で交渉してＯＫもらったらしいですよ。しかもその録音の時のバタバタぶりも・・・ここでは書けんね（笑）
さらにさらに、エンディング、影絵が出てくるのですが、これがあーた、あの初代ウルトラマンの影絵を担当した方のオリジナル新作なんですよ。



あのですね、このナレーションとエンディングだけで特撮ファンは悶絶ものですよ、いやマジで。

また、いわゆる巨大生物が出てきたりミニチュアワークはあるのかという質問については・・・
「ま、見て損はないです」と含みを持たせた発言。これにはみんな歓声が(笑)

いずれにしても最後の３作に関しては樋口監督本人が撮っているという事で、これはかなり期待できます。
ただし、この段階でまだ出来上がっていないらしいですが(笑






ＴＶドラマ「MM9－MONSTER MAGNITUDE－」概要

～守ります。人と自然とこの地球～
もし特異生物“M”（モンスター）が現れて大災害を起こしたら？　
気象庁は国民の平和な暮らしを守るため、【気特対】を設置。“ＭＭ（モンスター・マグニチュード）”という数値でＭ災害の予報を出す。台風や地震と同じように……。
「ＭＭ９」は、その【気特対】で働く国家公務員たちの、ちょっとおかしな仕事ぶりを描いたテレビドラマだ。
アニメ「機動警察パトレイバー」の伊藤和典がシリーズ構成と脚本を担当。
平成『ガメラ』三部作、『ローレライ』の樋口真嗣が総監督としてテレビドラマに初挑戦。
普通の公務員がＭ災害や怪事件に立ち向うとき、笑いと興奮と感動とが同時に生まれる。
「ＭＭ９」とは、そんな奥の深い新鮮な職業ドラマなのだ！

＜放送情報＞
MBS他にて7/7より放送スタート！！！！
MBSにて7/7（水）深夜25：30放送開始。
BS-TBSにて7/10（土）深夜27：00放送開始。
CBCにて7/16(金)深夜26：30放送開始。
TOKYO MX　7月10日（土）　26:30～（予定）

＜番組概要＞
タ イ ト ル：「MM9（エム・エム・ナイン）－MONSTER MAGNITUDE－」
出演者：石橋杏奈／尾野真千子　
高橋一生　中村靖日　松尾諭　　皆川猿時　　　加藤貴子　　　松重豊
原作：山本　弘「ＭＭ9（エムエムナイン）」（東京創元社刊）
脚本：伊藤和典　
総監督：樋口真嗣　
監督：古厩智之 及川中　登坂琢磨　田口清隆
製作 ：MM9製作委員会/毎日放送
制作 ：ゼネラル・エンタテイメント
©　表　記 ：2010「MM9」製作委員会

＜MM9オフィシャルサイト＞
http://mmmmmmmmm.jp/