自分の中では未だにあのシーンを超えるドラマを見たことがない。
斎藤さんがお亡くなりになったそうです。
斎藤さんがお亡くなりになったそうです。
69歳、ちょっと早すぎですね。
自分の中では斎藤さんの代表作は間違いなく『男たちの旅路 車輪の一歩』だと思います。
車椅子の生活をする青年の役で、名優鶴田浩二との二人芝居では一歩も引かない鬼気迫る演技で、本当に新人とは思えない位に素晴らしかったです。
多分NHKの作品としては初めてソープランドのくだりをしたんじゃないですかね?
下半身不随の青年が親に
『一度でいいから、そういう場所でもいいから女性と付き合いたい』と懇願するんですよ。
普段仲の悪い父親が母親に向かって
『3万か4万やっとけ!』
『でも、そんなお金どうやって・・・』
『バカヤロー!その位どうにでもすらぁ!』
もう、このシーンは泣くしかない。
でもこの話は続きがあって、結局店側が車椅子の客を受け入れてくれなくて、何も出来なくて家に帰って号泣するというくだり。
このシーンは本当に観てもらいたい。
NHKも是非BSでいいから再放送してほしいなぁと。
バイプレイヤーとして本当にいい味を出してくれた俳優さんでした。
謹んでお悔やみ申し上げます