こどもが小さい頃、夏祭りの金魚すくいをしたことからはじめた熱帯魚の飼育。
今の家に引っ越す前からだから、かれこれ15年くらいお世話してたのかもしれません。
水替えやら水槽の掃除やらがなかなかの手間で、
(旦那さんはお世話にはノータッチ)
大変って思っちゃう時点でもうだめなんだと思うんだけど
さかながお亡くなりになっても、新しい子を迎えることはせず
徐々に数が減っていき、
先日とうとう水槽が空っぽになりました。
水草は残っていたけど、ここでもう思いきって、すべて片付けることにしました。
60センチ水槽だったので、そこからそれがなくなると
空間にぽっかり穴が開き。
あと、常に稼働していたエアーポンプと水の循環ポンプがなくなったため
空気の音と、お水の流れる音がなくなって、家の中がすごく静かになりました。
ひさしぶりの静寂だ~ と思ってたら
バイトから帰ってきた長女が、部屋に入ってくるなり
「え、何!?なんでこの家こんな静かなの?」
「やだー。静かすぎて気持ち悪い」と。
片付けていた私や、その場にいたほかの家族は「静かになったね」くらいのきもちだったんですが
外から戻った人間には、その静寂はものすごい違和感だったようです。
しばらく やだやだ と言ってました。
あんまりそう言われるとこっちもその気持ちに引っ張られてしまい、
さらに、夜になるといつもついていた水槽の明かりがなくなってて
その場所がなんだか薄暗くさみしく感じてしまうように。
一夜明けても、その寂しさが消えなかったので
こどもに
「おかーさん、もしかしたら小さい水槽で復活させるかも」
とこぼしたら、
さんざん「静かすぎて」とのたまってたはずの長女が
「地震がきたら水槽倒れて大変なことになるんじゃない?」と。
そういえば、数年前、震度5の地震があったとき、
水槽、倒れはしなかったけど、水が少しこぼれたっけ。
もし、水槽が倒れたら・・ と考えたら、ちょっとだけ冷静になれました。
そしてそれから1ヶ月ほど経つのですが・・・
見事にどうでもよくなった(笑)
時間が経つってすごい。