奈良県橿原市小房町にある、バラと風鈴のお寺「おふさ観音」は、17世紀に土地の娘「おふさ」さんが白い亀の背中に乗った観音様を観たことから、この地にお堂を建てて観音様を祀ったことから始まったお寺です.
今回は、バラと風鈴のお寺「おふさ観音」について紹介したいと思います。
「おふさ観音」では、毎年の夏(7月〜8月)の2ヶ月間にわたり「風鈴まつり」が開催されています。
境内には2,500を超える風鈴が吊り下げられ、それらが夏風に揺られて、涼やかな音色を一斉に奏でる様子は、まさに圧巻です。
風鈴の起源は「風鐸」といって、古代中国で、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなものです。風に揺られて鳴る音で、魔除けになるとされました。
これが日本に仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊ったのが風鈴の始まりだそうです。
このような言われからも、風鈴はお寺の行事にふさわしいものだと考え、境内いっぱいに風鈴を吊り下げたのが「風鈴まつり」の始まりだそうです。
このお祭りは、大和でしか味わえないような感動があります。
境内には、もう一つの楽しみがあります。それは、「かき氷」です。境内に吊り下げられている風鈴の音を聞きながら食べる「かき氷」は、これまた感動ものですよ!