奈良県桜井市忍坂は、忍坂と宇陀を結ぶ「忍坂(おっさか)街道」は古事記・日本書紀で知られている古道です。
今回は、記紀で知られる「忍坂(おっさか)街道」を紹介したいと思います。
「忍坂」と書いて「おっさか」と読みます。古くは「押坂」という表記もされていました。宇陀から桜井へ行く道は半坂峠を越え、この忍坂の地を通ります。
記紀にも登場するこの地は、日本最古の市場として知られる海石榴市(つばいち)にも近く、古い歴史の残る場所として知られています。
「忍坂」の集落には、舒明天皇陵・万葉歌人の鏡王女墓・大伴皇女の墓、額田王(ぬかたのおおきみ)の稔持佛とも言われる、日本最古の石彫三尊像「伝・薬師三尊石仏」を安置する石位寺など、記紀・万葉が好きな方は、とっておきの場所だと思われます。
晩秋の一日、額田王の歌などを思い浮かべながら、とても静かな「忍坂(おっさか)街道」を歩くことができました!
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