奈良県明日香村内には、古代から続く多くの古道が存在しています。
その古道を散策していると、不思議にも要所には「道標」が立っています。※参考資料 「飛鳥の道標」(明日香村文化財課)
前回は、「古道にある道標」でした。
今回は、飛鳥にある「見つけにくい道標」です。
5 飛鳥にある「見つけにくい道標」
〇明日村小原にある「地蔵型道標」です
藤原鎌足の誕生の地とされている場所にある「大原神社」の北側を流れる小川と桜井・明日香・吉野線の道路が交差する北西の斜面にあり、ひっそりと草むらに鎮まっておられます。
かっては、岡寺への参詣道がこの辺りにあったようです。
西面には、「おか寺 はせ寺」と記してあり、石仏の両手が方向を指しています。
この道標は、現在の道路から約1m位の下の斜面にあります。
この道標を探すのに苦労しましたが、お地蔵さんの表情がとても良くて見つけた時は感激でした!
〇明日村川原にある「板碑型道標」です
飛鳥川左岸にあり、飛鳥橋から川原集落へ向かう途中にあります。
東面には、「右はせ 左大阪」と記してあります。
現在、この道標は畑の横にあり草むらの中に半分埋まっています。
かって、この辺りに旧道があったと思われます。
この道標の場所は、専門家の方に教えていただきました。
おそらく、探すのが一番困難な道標だと思われます!
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