奈良県明日香村中央公民館において、9月29日午後13時より地元劇団「時空」さんによる「大化の改新」の劇が上演されました。
あすか劇団「時空」さんは. 1999年9月旗揚げ公演されています。
飛鳥の魅力を伝えたいと地域作りの 一環として村民によって立ち上げた劇団です。台本、衣装、大道具、小道具まで団員で 作り上げる手作り劇団です。飛鳥時代の人物にスポットを当てた、創作劇を上演されています。
今回は、久しぶりに「時空」さんのルーツともいえる「大化の改新」を見ることができました。
今回は、13時からなんと英語による「大化の改新」の上演。
14時からは日本語による「大化の改新」の上演でした。
小役人の小麻呂とその妻が、関西弁でコミカルに「大化の改新」へと誘う歴史創作劇でした。
舞台は645年6月12日、飛鳥板蓋宮においての出来事です。
当時は、豪族の蘇我氏は天皇家をしのぐほどの絶大な権力を持っていました。一方、天皇を中心とした中央集権国家の確立を目指す中大兄皇子は、蘇我氏の意のままに政治が行われるのを何とかしなければならないと思っていたのです。
中大兄皇子は、ある日蹴鞠の席で中富鎌足に出会います。同じ思いを持つ二人は南淵請安のところに出掛けて教えを請います。ところが、請安が蘇我氏の配下に殺されてしまいます。
意を決した二人は入鹿を倒そうと立ち上がりました。
いわゆる、乙巳の変(大化の改新)です。
約30分くらいの歴史創作劇でしたが、「時空」さんの熱演に拍手喝采でした!
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