「紅葉に染まる」シリーズ第3段は、「飛鳥の秋の風景」を紹介したいと思います。
明日香村では、紅葉が見事な場所が何ヵ所かありますが、今回は奈良県立万葉文化館の庭園と甘樫丘等の紅葉を紹介したいと思います。
奈良県明日香村飛鳥にある「奈良県立万葉文化館」は、万葉のふるさと「奈良」にふさわしい『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として、国内外から多くの人たちが訪れ、楽しみ・学ぶことのできる機能と魅力を備えた「万葉文化館」です。
「万葉文化館」には、庭園があり四季折々の花等が植えられています。今は、明日香村では一番の紅葉に染まっています。ここからは、万葉集で詠われた「大原の里」の風景を見ることが出来ます。この時期、お薦めのスポットですよ。
「万葉文化館」の敷地内には、「飛鳥池工房遺跡復原遺構」(炉跡群復原展示)のほか、富本銭を始めとした出土品を紹介しています。飛鳥寺の東南の谷間で発見された飛鳥時代の総合工房跡で、ガラス製品や金・銀・銅製品などを製作していたことが判明しているほか、数千点にも及ぶ木簡が出土しています。また、ここで富本銭が鋳造されていたことも判明しています。「富本銭」は和同開珎よりも古い最古の鋳造銭です。 庭園だけでなく、色々と楽しめる施設です。
もう一つ紹介したい場所は、「甘樫丘」です。飛鳥の中心にある標高148mの緩やかな丘です。頂上からは、明日香村が一望でき、大和三山といわれる「耳成山・畝傍山・天香久山」も眺められます。飛鳥時代、全盛期をむかえた蘇我蝦夷・入鹿の親子が丘の麓に居宅を築いたといわれています。付近一帯は「飛鳥歴史公園甘樫丘地区」として整備され、西方の遊歩道には桜やスモモの花をはじめ、さまざまな万葉植物が植えられています。
明日香村が一望でき、多くの方が来られています。私も大好きな場所で、よく散策で訪れます。
今回は、残念ながら紅葉に染まるまでにはいたっていませんでしたが、色とりどりの紅葉を見ながらの気持いい散策となりました!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます