泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

万葉人が愛した 「佐保路」

2015年02月05日 21時12分59秒 | 散歩

 「うち上る佐保の河原の青柳は、今は春べとなりにかるかも」(坂上朗女)

今回は、万葉人が愛した奈良県奈良市の「佐保路」を散策してきました。

スタートは、天平創建の遺構の一つである「東大寺転害門」から歩き始めました。初めての「佐保路」なので、心はずませながらの散策でした。

「東大寺転害門」から西に延びる道が平城京の一条南大路で、佐保川を通りすぎるとすぐに「聖武天皇陵」に着きました。

「歴史の道」があり、「挟岡神社」・在原業平が創建した「不退寺」・光明皇后が玄を開基として創建したと伝わる「海龍王寺」・藤原不比等の旧邸宅を、娘の光明皇后が寺に改めたといわれる「法華寺」を、のんびりと散策することができました。

丁度この日(2月3日)、東大寺二月堂において無病息災を願う節分の豆まきがあり、参加してきました。僧侶や年男・年女らが特設舞台から紙袋に入った福豆やアンパン、福を呼ぶ鈴がまかれました。多くの参拝客でしたが、幸いにも「福を呼ぶ鈴」と「福豆・アンパン」を手にすることができました。

何だか、とても幸せな気持ちになれた一日でした!

                                      

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛鳥の奇祭 「おんだ祭」

2015年02月02日 19時47分37秒 | 散歩

奈良県明日香村飛鳥坐神社において、2月1日に「おんだ祭」が行われました。

お祭りが始まるのは午後2時からですが、天狗の面をかぶった男性が青竹をもって、通行人のお尻を叩いて廻っていました。

これは、ちゃんとした神事の一つで、青竹(ササラといいます)でお尻を叩かれることで、厄払いをするそうです。

進んで、叩かれる方も多かったようです。私も、いつの間にか叩かれていました。

お祭りは、午後2時からですが、境内はものすごい観客の数でした。祭りの前に、居合の演舞、巫女さんによる舞が行われました。

2時丁度に、太鼓が鳴って神事がスタートしました。「農耕の様子」と「種付け」の神事が行われました。

「おんだ祭」とは、「御田植祭」ということで、「五穀豊穣と子孫繁栄」を祈る祭りとされています。

「祭り」の最後に、「拭くの神(福の神)」と言われる紙が、天狗によって観客に向かって投げられました。この紙をいただくと、子宝に恵まれるというご利益があるそうです。

西日本を代表する奇祭とされる、飛鳥坐神社の「おんだ祭」。飛鳥は、魅力あふれる所だと、あらためて実感させられるひと時でした!

                       

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする