「うち上る佐保の河原の青柳は、今は春べとなりにかるかも」(坂上朗女)
今回は、万葉人が愛した奈良県奈良市の「佐保路」を散策してきました。
スタートは、天平創建の遺構の一つである「東大寺転害門」から歩き始めました。初めての「佐保路」なので、心はずませながらの散策でした。
「東大寺転害門」から西に延びる道が平城京の一条南大路で、佐保川を通りすぎるとすぐに「聖武天皇陵」に着きました。
「歴史の道」があり、「挟岡神社」・在原業平が創建した「不退寺」・光明皇后が玄を開基として創建したと伝わる「海龍王寺」・藤原不比等の旧邸宅を、娘の光明皇后が寺に改めたといわれる「法華寺」を、のんびりと散策することができました。
丁度この日(2月3日)、東大寺二月堂において無病息災を願う節分の豆まきがあり、参加してきました。僧侶や年男・年女らが特設舞台から紙袋に入った福豆やアンパン、福を呼ぶ鈴がまかれました。多くの参拝客でしたが、幸いにも「福を呼ぶ鈴」と「福豆・アンパン」を手にすることができました。
何だか、とても幸せな気持ちになれた一日でした!