まともなエンジンパーツリストを所有しないJ63へ、またまた貴重なアドバイスを頂戴しました。前回コメントを頂いたYさんからのものです。以下ご指定のパーツリストからポンチ絵も付けてみました。
【Yさんからの追加コメント】
カタログ上では5種類だったんですね。ちなみに、こちらが言ってるギヤはネットで出ている※『J55イラストカタログ』の『マニュアル トランスミッション ギヤ(メーン シャフト)』の『22126』がミッションとトランスファーをつなぐギヤ『31枚10スプライン』ギヤです。これがJ3とか昔の3速ミッション仕様だと『29枚6スプライン』ギヤになります。
4速ミッションはシャフト部分が10スプライン
3速ミッションはシャフト部分が6スプライン
ミッションとトランスファーが混在していた時期に、4速ミッションにJ3用の低速トランスファー用で『29枚10スプライン』、3速ミッションに高速トランスファー用で『31枚6スプライン』と入り混じっていたのでしょうね。更に、内部のギヤも多少の変更もあったとなると、結構な数の部品があった可能性がありますね。ただ、30枚ギヤ仕様のトランスファーはネットでたまに記事として見ますが、実際にネットで確認した事はありません。かなりのレアなトランスファーだと思います。
※
《J57改@日野市の確認内容》
22126は、MD704500 Gear,T/F inputという部品でした。ギアの歯数やそのギアを組み込む軸のスプライン(溝)の数まで把握されているんですね。今までやや不明であったDANA18との関連性も分かるようになりました。ありがとうございます。ちなみに、先日教えて頂いたスパローのオーバードライブ歯数確認方法というPDFも確認をしてみました。せっかくなのでそこに記載されていた確認内容他も記述しておきます。少し私の表現も追加してありますので悪しからず。
『三菱ジープ用オーバードライブの適合条件の調査は、トランスファーケースの後端を開けて、奥の大きなギアの歯数とそのギアが取り付けられている軸のスプライン数(溝の数)を調べることで分かります。』おそらくここにYさんが教えてくれたMD704500がインプット側から入ってくるんだと思います。そしてもう一つ大事な記載がありました。
『J53やJ55,J57あたりだと外側ギアの歯数が31枚であればほぼスプラインは10ですが、49年から53年(1974年から1978年)のJ58やJ54、J56などで外側ギアの歯数が31枚でもスプラインが6(つまりJ3用ということ?)などという個体が散見されています。』『また、外側ギアの歯数が30枚の場合(20系、30系にまれにある)、特注も難しいのでケースをばらして組み替えるか、トランスファーケースごとの交換をお勧めします。』
まあ、私にはフルレンジオーバードライブは必要ありませんが、とても丁寧なスパローさんの解説に脱帽です。さすが実践派の社長様のお仕事は完璧です。貴重なコメントを頂戴したYさんにも感謝します。いつもありがとうございます。
★三菱ジープ互助会★
代表発起人J57改@日野市
当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp
塩井まで。
【Yさんからの追加コメント】
カタログ上では5種類だったんですね。ちなみに、こちらが言ってるギヤはネットで出ている※『J55イラストカタログ』の『マニュアル トランスミッション ギヤ(メーン シャフト)』の『22126』がミッションとトランスファーをつなぐギヤ『31枚10スプライン』ギヤです。これがJ3とか昔の3速ミッション仕様だと『29枚6スプライン』ギヤになります。
4速ミッションはシャフト部分が10スプライン
3速ミッションはシャフト部分が6スプライン
ミッションとトランスファーが混在していた時期に、4速ミッションにJ3用の低速トランスファー用で『29枚10スプライン』、3速ミッションに高速トランスファー用で『31枚6スプライン』と入り混じっていたのでしょうね。更に、内部のギヤも多少の変更もあったとなると、結構な数の部品があった可能性がありますね。ただ、30枚ギヤ仕様のトランスファーはネットでたまに記事として見ますが、実際にネットで確認した事はありません。かなりのレアなトランスファーだと思います。
※

《J57改@日野市の確認内容》
22126は、MD704500 Gear,T/F inputという部品でした。ギアの歯数やそのギアを組み込む軸のスプライン(溝)の数まで把握されているんですね。今までやや不明であったDANA18との関連性も分かるようになりました。ありがとうございます。ちなみに、先日教えて頂いたスパローのオーバードライブ歯数確認方法というPDFも確認をしてみました。せっかくなのでそこに記載されていた確認内容他も記述しておきます。少し私の表現も追加してありますので悪しからず。
『三菱ジープ用オーバードライブの適合条件の調査は、トランスファーケースの後端を開けて、奥の大きなギアの歯数とそのギアが取り付けられている軸のスプライン数(溝の数)を調べることで分かります。』おそらくここにYさんが教えてくれたMD704500がインプット側から入ってくるんだと思います。そしてもう一つ大事な記載がありました。
『J53やJ55,J57あたりだと外側ギアの歯数が31枚であればほぼスプラインは10ですが、49年から53年(1974年から1978年)のJ58やJ54、J56などで外側ギアの歯数が31枚でもスプラインが6(つまりJ3用ということ?)などという個体が散見されています。』『また、外側ギアの歯数が30枚の場合(20系、30系にまれにある)、特注も難しいのでケースをばらして組み替えるか、トランスファーケースごとの交換をお勧めします。』
まあ、私にはフルレンジオーバードライブは必要ありませんが、とても丁寧なスパローさんの解説に脱帽です。さすが実践派の社長様のお仕事は完璧です。貴重なコメントを頂戴したYさんにも感謝します。いつもありがとうございます。
★三菱ジープ互助会★
代表発起人J57改@日野市
当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp
塩井まで。
でも、この年代のジープは少なさそうですね
あまり興味は湧かないと思いますが、サターン社のオーバードライブの部品図には29枚と31枚を変えられる部品がちゃんと掲載されています
不思議な事に、『26枚』と『27枚』という不思議な部品も
26枚はDANA18専用ダウンギヤに使うヤツです
27枚は……初めて見ました
もう一つの『ハーム』社のオーバードライブにはどうやら30枚用のオーバードライブがあるみたいですね
英語を日本語に変換して読んでみましたが、それらしい部品の記述がありました
英語が出来る方なら一度訪れて読めば分かると思います
あまり知られてませんが、三菱ジープ用のオーバードライブキットは2社から出てるみたいです
日本語訳で読むと色々と興味深いネタが出てきたので結構勉強になるかも知れません
『1940-1944ジープ用の27歯のオーバードライブ』と出てたので、ウイリスMBとかも同じDANA18だったのかも知れませんね
ウイリスMB、M38も同じトランスファー(DANA18)の可能性があるみたいですね
ウイリスMBが『27枚ギヤ』
M38が『26枚ギヤ』
という仕様らしいです
スプラインは多分、J3と同じ6スプラインでしょう
アドバンス社の部品図に載ってるという事は、ウイリスもM38も同じオーバードライブが使えるということでしょうね
これ、まとめると大変な作業になりそうですね(笑)