5月11日~12日はY兄のご葬儀でした。昭和33年当時、幌南病院で週2回行なわ
れていた札幌教会の病院伝道(聖書研究会)から受洗へと導かれた兄でした。
その後も、退院した方たちを中心とした家庭集会に続けて出ていらしたそうです。
まだ自立していなかった時代の代々の牧師・宣教師のご苦労も偲ぶこれらの文
は、1992年に発行された「札幌宣教75周年記念誌」に寄稿されています。
「「青年は未来を語り、壮年は現在を語り、老年は過去を語るとか申しますが、
私は老いの過去を語るつもりはない。只この教会の歩みの中に、このような病院
伝道、豊平集会等のはたらきのあったことを記憶にとどめておきたいと思って筆を
とりました。」とあります。
棺の中にいつものベレー帽を胸に眠る姿は、信仰の道を歩き通し、今まさに主の
みもとへと旅立つ姿。親族・教会員の手で感謝のうちに花いっぱいになりました。
イエス様が「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園(パラダイス)
にいる」と言われたその姿でした。