無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

ついつい目が行く

2009年10月26日 | 日記
某鼠のテーマパークに行く機会があった。

無線脳の自分としては、運営側のスタッフ(キャストとか言う)の持つ無線機器についつい目が行ってしまう。
ぱっと見るだけで機種名が判断できる自分も十分怪しいのだが、見つけた機器だけでも松下(パナソニック)EK-2250、EK-2299、EK-3250、バースタのVX-581UやHX815特定小電力などが使われている。

機器とアンテナ形状を見る限り、掃除や売店、駐車場などはVHF帯を、園内の警備や運営側はUHF帯の"一般業務波"を使用している。一般業務波は誰でも使える簡易業務と比べ、免許する側の総務省で周波数の配慮がなされているため、混信が少ないとされる。

業務機が送信する電波には当然トーンが乗っており、トーンが違う身内以外の電波は聴かせないという工夫があるだけでなく、通話が終わってスケルチの切れる際の「ずざっ!」という音を出さないという機能が機器には備わっている。
長い時間にわたってイヤホンをして業務で使う側は、通話の声だけが聞こえてくれるので耳に優しいのである。

しかしこの鼠のテーマパーク、移動局(子局)側同士で通話する際はスケルチの切れるときに「ずざっ」と言わないトーンの出し方の設定になっているが、通話頻度の高い基地局側では、納入した業者が設定をし忘れているのか、見事に「ずざっ」と乱暴にスケルチが切れてしまうのである。

アマチュア無線機器や市販の受信機でその周波数を合わせるとその差には気付かないが、業務用無線機で受信させると一目(耳?)瞭然なのだ。
設定ミスで(と断定してしまったが)「ずざっ」を聴かされるスタッフ側はしんどいとは思うのだが、誰もそこまで突っ込んで教えようがないんだろうな。

過去はそんなことなかったから、ここ数年で基地局機器の入れ替えをした業者が、その「ずざっ」の犯人であることは間違いない(笑)

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