秋葉原を散策していたとき、「単三形のニッケル水素電池エネループ2本でUSBの5V電源出力が使える」という、スマホ使いにはありがたいアイテム「KBC-D1」がお安く出ていたので買ってみた。
(パナソニックブランドで言うところでは、USBモバイル電源 QE-QV201 あたりが該当するだろうか)
なお、販売型番の KBC-D1AS と KBC-D1BS の違いは、USBケーブルが付いてくるか(AS)、来ない(BS)の差だ。
パナソニックの現行品は、得意の大容量リチウムイオン電池を使った主にスマホ向けの電源が多いが、自分の場合、どこにでもある単三電池で駆動するモノにこだわるのは、デジカメなどと同様に、「急に使いたくなっても何とかなる!」という単三電池の供給力と機動力を重要視している訳だ。先般の東日本大震災を経験している者としてはなおさらな訳で。
で、このシロモノ、KBC-D1のカタログによると、製品の性能はスマホ向けには中途半端ながらも、結構良いことづくめのようである。
・モバイル機器 がどこでも充電できる!
・重さ約22g!手軽に持てる、コンパクトなスティックタイプのブースター
・外出先や出張先でさまざまなUSB対応機器の補助電源として使える
・充電して「くり返し約1500回使える」単3形eneloop 2個付き
一方、同型品であろうパナソニックのUSBモバイル電源 QE-QV201 型番だと、記述が多少シンプルに書いてある。
・単3形充電式エボルタ2本でスマートフォンをプチ充電
・充電式エボルタを取り外して多彩な用途に使用可能
・コンパクトで持ち運びに便利
プチ充電・・・というところが遠慮がちで良い(笑)
<規格・定格>
本体寸法(質量)Φ18×高さ148mm(約22g/電池込:約76g)
パックサイズ 幅99×奥行20×高さ164mm
出力 DC5V 500mA
出力時間 約90分
付属する単三型エネループ(エボルタ)電池自体は、定格が1.2V Typ.2,000mAh Min.1,900mAhである。
さて、今回の実験は、「KBC-D1がUSB電源出力しているとき、どのぐらいの電流が流れているのか」ですすめてみる。
使用する実験道具は、実験用電源装置(菊水製)、サンワのCD731テスター、横川製の電流計、テキトーな配線材、スマホ(iPhone4S)である。

早速実験を開始。
電源電圧2.4V、USB出力オン、スマホの充電状況は80%ぐらいのとき、KBC-D1が消費している電流は約1,200mA=1.2Aだった。エネループ電池の定格(最低)容量1900mAhを実際に消費している電流1200mAで割ると、計算上での電池の持ち時間は、1.5833時間。ほぼ、カタログ通りの「出力時間90分」の面目は保たれているようだ。
気がついた点。
・USBの差し込みに何も刺さっていないとき、KBC-D1の電源スイッチを入れても電流は出力しないということ。かばんに入れていて何らかのきっかけで電源スイッチが入ったとしても、無駄に電池を使わないようになっているのは助かりますな。※ただし、他の似たような機種もそうであるかは分かりません
・継続して電池で電源供給をしているとき、供給する電圧が下がってくると、5v500mAのUSB出力を保とうとして、電流を余計に食い始めるようだ。

写真↑は、2.35V時で1400mA使ってる様子
参考まで、非常時にはアルカリ電池なんかでも、「使えなくは無い」感じだ。電池の充電状況を気にすることを考えたら、100均やアスクルあたりの電池を常備して使った方が良さそう・・・かな。
-----
2013/7/8 追記
実際に、電池の残量が3%になったiPhone4SにこのKBC-D1を使ってみる。
なお、今回検証に使ったエネループ電池は、普段デジカメやらラジオなどに適当に使って1年以上経過したものなので、初期のカタログ値どおりにはならないことが前提である。
写真 左: iPhone4S 電池残量3% の状況
写真中央: KBC-D1の電源オンにして撮影、あっという間に5%に上昇
写真 右: 電源をオンにして約1時間が経過した時点で電池が消耗し、充電終了
それでも電池残量は37%まで復活した。「プチ充電」の表現もうなづける

同型品の パナソニック QE-QV201 が密林系通販サイトでお安く売っていた。単三形エボルタ充電池だけを買うことを考えてもかなりお得だぞ・・・と思うと、まずーい、もう1本!と買ってしまいそうだ。
また、今回の検証ではスマートフォンを使ったが、ガラケーと呼ばれる正統派携帯電話(笑)に使った場合は、充電性能は充分だと判断していいだろう。
(パナソニックブランドで言うところでは、USBモバイル電源 QE-QV201 あたりが該当するだろうか)
なお、販売型番の KBC-D1AS と KBC-D1BS の違いは、USBケーブルが付いてくるか(AS)、来ない(BS)の差だ。
パナソニックの現行品は、得意の大容量リチウムイオン電池を使った主にスマホ向けの電源が多いが、自分の場合、どこにでもある単三電池で駆動するモノにこだわるのは、デジカメなどと同様に、「急に使いたくなっても何とかなる!」という単三電池の供給力と機動力を重要視している訳だ。先般の東日本大震災を経験している者としてはなおさらな訳で。
で、このシロモノ、KBC-D1のカタログによると、製品の性能はスマホ向けには中途半端ながらも、結構良いことづくめのようである。
・モバイル機器 がどこでも充電できる!
・重さ約22g!手軽に持てる、コンパクトなスティックタイプのブースター
・外出先や出張先でさまざまなUSB対応機器の補助電源として使える
・充電して「くり返し約1500回使える」単3形eneloop 2個付き
一方、同型品であろうパナソニックのUSBモバイル電源 QE-QV201 型番だと、記述が多少シンプルに書いてある。
・単3形充電式エボルタ2本でスマートフォンをプチ充電
・充電式エボルタを取り外して多彩な用途に使用可能
・コンパクトで持ち運びに便利
プチ充電・・・というところが遠慮がちで良い(笑)
<規格・定格>
本体寸法(質量)Φ18×高さ148mm(約22g/電池込:約76g)
パックサイズ 幅99×奥行20×高さ164mm
出力 DC5V 500mA
出力時間 約90分
付属する単三型エネループ(エボルタ)電池自体は、定格が1.2V Typ.2,000mAh Min.1,900mAhである。
さて、今回の実験は、「KBC-D1がUSB電源出力しているとき、どのぐらいの電流が流れているのか」ですすめてみる。
使用する実験道具は、実験用電源装置(菊水製)、サンワのCD731テスター、横川製の電流計、テキトーな配線材、スマホ(iPhone4S)である。

早速実験を開始。
電源電圧2.4V、USB出力オン、スマホの充電状況は80%ぐらいのとき、KBC-D1が消費している電流は約1,200mA=1.2Aだった。エネループ電池の定格(最低)容量1900mAhを実際に消費している電流1200mAで割ると、計算上での電池の持ち時間は、1.5833時間。ほぼ、カタログ通りの「出力時間90分」の面目は保たれているようだ。
気がついた点。
・USBの差し込みに何も刺さっていないとき、KBC-D1の電源スイッチを入れても電流は出力しないということ。かばんに入れていて何らかのきっかけで電源スイッチが入ったとしても、無駄に電池を使わないようになっているのは助かりますな。※ただし、他の似たような機種もそうであるかは分かりません
・継続して電池で電源供給をしているとき、供給する電圧が下がってくると、5v500mAのUSB出力を保とうとして、電流を余計に食い始めるようだ。

写真↑は、2.35V時で1400mA使ってる様子
参考まで、非常時にはアルカリ電池なんかでも、「使えなくは無い」感じだ。電池の充電状況を気にすることを考えたら、100均やアスクルあたりの電池を常備して使った方が良さそう・・・かな。
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2013/7/8 追記
実際に、電池の残量が3%になったiPhone4SにこのKBC-D1を使ってみる。
なお、今回検証に使ったエネループ電池は、普段デジカメやらラジオなどに適当に使って1年以上経過したものなので、初期のカタログ値どおりにはならないことが前提である。
写真 左: iPhone4S 電池残量3% の状況
写真中央: KBC-D1の電源オンにして撮影、あっという間に5%に上昇
写真 右: 電源をオンにして約1時間が経過した時点で電池が消耗し、充電終了
それでも電池残量は37%まで復活した。「プチ充電」の表現もうなづける



同型品の パナソニック QE-QV201 が密林系通販サイトでお安く売っていた。単三形エボルタ充電池だけを買うことを考えてもかなりお得だぞ・・・と思うと、まずーい、もう1本!と買ってしまいそうだ。
また、今回の検証ではスマートフォンを使ったが、ガラケーと呼ばれる正統派携帯電話(笑)に使った場合は、充電性能は充分だと判断していいだろう。
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