無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

手巻き!と言えば。

2013年05月02日 | 自作
日頃お世話になっている、無線道に通じる怪しい方々から、
「ブログ、全然書いてないじゃん」
という声をいただいたので、そういえばそうだったっけ・・・と思ってネタを一つ。

先日、秋葉原のラジオデパート1階にあるお店、「マイクロ・パワー研究所」に情報収集をしにいったら、ご主人がフェライトバーを持って何やら手仕事をしておられた。



挨拶もそこそこに近寄ってみると、フェライトバーに導線を巻いてアンテナを作っている真っ最中。



ラジオとノイズとデムパ系な雑談をしつつ作業を見守ると、あっという間にフェライトアンテナが出来上がっている。
「へぇ、機械というか手回しハンドルか何かでグルグルやってるのかと思ったら手巻きなんですねー」と感心していると、「数が出るもんじゃないし、手巻きのほうが巻きムラにならないで作れるからね」と、ご主人。

ここのお店(注:一応、"研究所"ですが)のすごいところは、作ってすぐに特性を測定をして、目的に合った中心周波数に追い込んだ調整まで出来ちゃうところ。(注:要予約・要測定調整費)
何せ、ダイコンみたいなフェライトバーや多品種のリッツ線まで在庫しているところだから、店の見かけによらない、世界でも有数なスゲーところだったりするんですな。(実際に、世界中から「秋葉原には何でもあるんだろ?」という無理難題な注文が入るらしい)


↑の写真は、ティッシュの箱の上に、作りたてのフェライトアンテナを載せ、アジレントの測定器で特性を測定しているところ



「測定する気になったら数100GHzまで測れるよ」と、見せてくれたのがコレ。
こんなのTELEC(一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター)あたりでしかお目にかかれないでしょう~

やはり、秋葉原ってところは、入れば入るほど奥が深いところである。


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2013/5/17 追記
 何やら某無線系雑誌の取材を受けて近々掲載されるらしい。
タイトルは、「#62 モモーイアンテナ」のコーナーだとか。
ミズホのラジオのアンテナ関係の部分を引き継いだ・・・というお話。
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