無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

通信事項:索道用搬機の安全運行に関する事項

2011年01月11日 | 日記
10年ぶりぐらいに岩手の安比高原スキー場にスキーをしに行ったのだ。

安比といえば、いつも吹雪いてて顔が凍る思いをするスキー場なのだが、今回は運が良くて風は弱かったので心地よく滑ることが出来た。



自分の頭の中では、スキーと言えば、映画「私をスキーに連れてって」のごとく、アマ無線の免許を持った仲間同士でハンディ機を使ってワイワイ連絡を取りながら滑るのが王道だったのだが、携帯電話全盛の今、悲しいかな同行者にアマ無線家は誰もいなかった。興味本位でスキャナを使ってアマバンド帯や特定小電力無線の周波数をワッチしていても誰も引っかからなかったが、FRS/GMRS帯の違法無線は何波か使用を確認した。(まったくもぅ)

無線脳の自分は、頂上まで行くゴンドラに乗ったら当然のごとく確認するのが、ゴンドラ内に装備されている索道用無線機器である。


ぱっと見、バーテックススタンダード製のVX561のVHF機である。
ゴンドラが異常停止し、乗客が孤立した場合、スイッチを入れろと説明書きに書いてある。
説明書きの内容はこうだ。

1.ゴンドラが異常停止した場合は無線電話装置の電源スイッチを入れ(右に回す)そのまま静かにお待ちください。係員が連絡いたしますのでその指示に従ってください。
2.係員への送話時は無線電話装置の送話スイッチを押しながらマイクに向かってゆっくりと話してください。送話が終わりましたらスイッチを離し応答をお待ちください。
3.他の無線電話装置が通話中の場合は、送話スイッチを押さないでください(通話が途切れます)。
4.運転が再開されたときは電源スイッチを、「OFF」の状態(左に回す)にもどしてください。
5.無線電話装置等は。緊急時以外に使用しないでください。

索道用の無線は割り当てが決まっているため、ネットで調べれば周波数はすぐ判明するが、周波数が分かったところで通常の運行状況では使用頻度は無いに等しい。(安比高原スキー場は 153.65MHz を使用している)
以前、このゴンドラはモトローラ製のHT600かHT800を使っていた気がしたのだが、さすがに古くなって代替わりしたようだ。
ちなみに、この索道用の他、スキー教室などでスタッフが使用する無線機は、JRC(日本無線)製のVHF簡易業務機だった。

こんな余計なことばかり考えているからスキーがいつまでも上達出来ないのだ。(アフタースキー専門だし)
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