無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

バッテリーのポール再生

2010年10月14日 | 日記
クルマ用の鉛バッテリーは、ご存じの通り大きな電流が取れる電源であり、クルマのエンジンの始動には欠かせない。
何らかの不具合でクルマを修理をする場合、作業上の安全のためマイナス端子を外してクルマへの電源をカットするのは基本なのだが、せっかくバッテリーのポールからターミナルを外していたのに、ターミナルを保護しておかないと、何かの拍子で接触させてしまった場合、スパークとともに大電流が流れてしまう。スパークが飛んだ瞬間、写真のようにバッテリー側のポールが吹き飛んでしまうのだ。



この端子が吹き飛んでしまっては、クルマへ接続も出来ず、また、修理業者がクルマを預かった場合、この一瞬のために、本来の修理とは関係ない高価なバッテリーを弁償する羽目になるのは痛い話だ。そこでポールのみを再生するワザを持つ業者の出番になる。



このバッテリーのポールの寸法はJIS規格(JIS D5301)で明確に決まっており、規格に沿った円錐形の鋳型を使って飛ばした部分の金属を流し込めば、何事もなかったようにきれいに再生することが出来る。こうした再生作業は、有名メーカーの蓄電池を取り扱う販売代理店のうち、この鋳型を持つ店が出来るようだ。(有料)

って、こんな現場はあまりお目にかかる機会が無いので、見物ついでに写真を撮ってきた次第。
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