生きる

これが「私」だという思い込み、概念。
それが、どんどん希薄になっていく。

同時に。
「どこか」や「なにか」を探すこともしなくなり、
本当に今ここ（これですら概念だけど）が全てで、
これしかないんだなぁと分かってくる。

このひたすら透明で静かな感覚が、
私達の「本質」であり「本当の自分」。

まるで、ジェットコースターに乗っていたような、
ドタバタ劇がデフォルトだった自分がいた世界とは、
全く違う世界になった。


本当の自分で生きていると。
以前の自分が悩んだり、落ち込んだり、
迷ったりするのに使っていた多くのエネルギーが、
現実を創造する方へ移行していることに気づく。


「不足感」からくる「願い」は、ほとんどなくなり。
本当の自分が望むもの…。
この「心」と「体」を使ってやりたいことにしか波長が合わなくなってくる。


何か目標のようなものがあって。
そこに向かっていくには、こういうプロセスがあって。
その為には、あれをして、これをして…と頭であれこれ考える前に。
目の前に必要だと思われる（多分）なことが起きてくる。


その起きてきたことに、「いのち」を使う。

様々な混乱は静まり、自分に対して嘘やごまかしがない状態。

この澄み切った感覚を「至福」とも言いあらわせるし、
「愛」そのものでもあるのかな…と思う。