眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

大河ドラマというよりドラクエ:「麒麟がくる」

2020-02-16 | Weblog
大河ドラマは、昨年の「いだてん」に限らず、まったく視ていたことがありません。
いろいろな要素が重なっています。

まず、毎回見ないとストーリーがわからないというのが、いやです。
また、1時間も集中力が持たないのに、それをずっと続けるなどありえません。
加えて、時代物のフィクションには、全く関心がないのが、決定的ですね。

今、歴史に凝っていて、古墳時代、戦国時代、幕末明治初期について、専門書だけでなく、旅行先で情報をあさっています。
小説などは、ちゃんとした知識のじゃまになるだけなので、極力避けているというよりも、まったく読む気になれません。

それが、再放送していた麒麟の第2回、3回を録画して視ました。
斎藤道三役の本木が、怪演しているとの情報からです。
早回しで、その部分を確認しました。

確かに、なかなかの演技です。
本来の主人を毒殺し、後を継がせようとした相手にも、操り人形と言い放つ。
あの端正な顔で、表情を変えずにやり遂げる。

その演技には感心しましたが、NHKの演出に従った独特の臭さを感じてきました。
型にはめ込むまで、徹底したのでしょう。
ここに大河ドラマとして、パターンを守り続ける姿勢を感じます。

でも本木の演技だけを追ってもいいかという思いを消し去ったのが、それ以外のシーンです。
NHKもだいぶ予算を削っているらしく、城など屋外セットのちゃっちさが目につ息ます。
致命的なのが衣装ですね。

NHKは確信犯なのでしょうが、色鮮やかな衣装が、ちかちかします。
もちろん、この時代の衣服に、こんな色は出せないことは百も承知の上です。
NHKと言えば、時代考証を大事にすると言われていますが、これではすべてが嘘で固められたものとしか思えません。

4Kを意識したとか言えますが、僕にはドラクエなどのゲームとしか受取れません。
登場人物を、わかりやすくすることができます。
おそらく、ドラクエ世代が制作しているのでしょう。
大河ドラマの視聴者は、年配者が多いはずですから、今後の視聴率は期待できるわけがありません。

本木ファンは、50代の女性だと思うので、その出演が終われば、さらに下がっていくことでしょう。




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