眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

しんちゃん作者、荒船山で遭難死。

2009-09-21 | Weblog
クレヨンしんチャンの作者が、山で亡くなったことが確認されました。
本当に残念な結果です。

行方不明が報じられた時には、失踪もしくは自殺が頭に浮かびました。
漫画家は過酷な職業で、生活できる人は何人もいませんし、売れっ子になったら、そのストレスは相当なもののようです。
特にギャグ漫画はアイデアを作り出すのに四苦八苦し、生涯を通じて活躍できる人は稀です。

奇しくも事故があった日に、僕も群馬県の妙義山に登っていました。
妙義山は良く知られた山ですが、垂直に登る岩など危険な山で知られています。
予想以上にハードな山で、登りと下りのコースの選択を誤ってしまい、急降下の岩を何度も下ることになり、最後の鎖場では降りるのをためらうほどでした。
行ったのは、妙義山の中でも初歩コースと言われる裏妙義の谷急山でしたが、もう2度と来ないと誓いました。

その頂上の岩場から、荒船山も良く見えました。
垂直に切り立つ岸壁が、確認できました。
ちょうど午後で、転落予想時間頃でした。

荒船山には登ったことはありませんが、ネットで調べてみると、本当に初心者向けの山のようです。
コースさえ外れなければ、展望台でむやみに覗き込まなければ、安全にトレッキングできる山です。
どうやらコースを外れた場所から転落してしまったようですが、早く景色を見たかったのでしょう。
もう少し行けば、展望台に着く場所だったのですが。

僕も一人で登山していたのですが、おそらく転落事故を起こす可能性は、谷急山に登った僕のほうがはるかに高かったはずです。
人が死ぬのに百メートル落ちる必要はなく、数十メートルで致命傷を受けます。
ちょっとした山でも、そうした崖はよくあります。

海外では、春日部は日本で指折り数えるほどの有名地だそうです。
これも、作者が春日部出身で、地元を漫画の舞台にしてくれたおかげです。
僕は春日部には地縁がありますので、非常に残念です。

ご冥福をお祈りします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。