眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

綿矢りさ&金原ひとみ

2007-05-04 | 読んだ本
言わずと知れた芥川賞同時受賞の作家達です。
単Cで見かけることも多くなってきました。

手にとって、ぱたぱら眺めるのですが、きちんと読むことはないだろうと
いつも書棚に戻してしまいます。
二人とも、なかなかの文章力なのは確かです。
作家として,長く読者を獲得できるでしょう。

綿矢りさは、いわば優等生の作風
金原ひとみは、4文字を連発する偽悪的な作風
先輩作家で言えば、中沢けいがいますが、彼女は二人の中間的な作風でしょうか。

芥川賞選考委員も、オツなこと、あるいは罪なことをしたものです。
二人で一つの芥川賞を与えたように感じてなりません。
鏡の裏表の関係にしてしまい、お互い一生意識せずにはいられないでしょう。

二人とも人生経験を経て、作風が熟成することを楽しみにしたいですね。

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