眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

スパイダーマン

2007-04-13 | 読んだ本
映画ではなく、池上遼一のコミック本です。
BOで見つけてきました。
スパイダーマンも、アメリカンコミックとして長い歴史を持っています。
スーパーマンだけでなく、バットマン、怪傑ゼロなんかも長いですね。

さて、池上のスパイダーマンですが、マニアではないと知らないかな。
男組で一世を風靡した池上ですが、その前にこんな漫画も描いていました。
僕が好きなのは、平井和正の原作がついてからのものですが、これはずっと手元にあります。

平井の狼男も好きだったのですが、中年になってから続編を買ってみたら、このスパイダーマンのストーリーを小説に焼きなおしたものだったのでびっくりしました。
平井が出版社から干された時代で、小説を出版できないので漫画の原作としていたようです。
スパイダーマンを狼男に置き換えても,違和感なく読めてしまうのは、ちょっと複雑な気になります。

さて、表題は平井の原作がつく前の池上単独のコミックです。
アメリカンコミックの原作に近いストーリーで、ああやっぱりという読後感ですね。
つげ義春に影響を受けていた池上としても、仕事が来た時には戸惑ったでしょうね。
画風と内容がばらばらです。

さすがに人気が出なかったので、平井の原作をつけたのでしょう。
その後は見違えるようになったのですから、やはり池上は原作があって活きる漫画家ですね。

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