眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

責任を問われるのは誰か?

2007-06-21 | 時事
渋谷の温泉スパでの爆発事故、死者が出ていますので業務上過失致死が問われるのは当然です。
女社長が,泣きながら会見しましたが、安全対策については責任逃れと思われる発言をしていました。
他に被疑者(刑法犯ですからね)となるのは、施設の設計施工業者、施設建物管理会社、下請けの安全保守点検会社になります。

この事件で参考になるのが、昨年埼玉の市営プールで起きた、女子小学生が排水溝に吸い込まれて死亡した事件です。
意外と思われるかもしれませんが、施設の瑕疵による死亡事故という同じ範疇の事件にはいります。
この事件で問われたのは、市役所の担当者だけで、プール管理委託会社と下請けは起訴されませんでした。

これからすると、スパの運営会社の責任は免れないでしょう。
組織がしっかりしていて、建物や設備の安全部門があればその担当者、施設を総括している支配人が候補になりますね。
女社長まで責任が及ぶかは微妙ですが、組織に安全管理担当者がいなければ、管理責任は当然追及されるでしょう。

今回はできたばかりなので、建物の設計や構造にかんして、関係した会社の責任も問われるでしょう。
下請けは、ルーチンの仕事しかせず、ガスの濃度計もなかったと言うことですから、責任は免れそうです。
事故の被害の大きさ、渋谷と言う大きな繁華街で起きた事件のインパクトの大きさからして、数人が執行猶予なしの実刑を受けそうです。

あまり事件の全容は明らかになっていませんので、あくまでも憶測です。

それと民事での賠償もたいへんな額になりそうですね。
付近の建物の被害だけでなく、休業したり客足が遠のいたりと、あらゆる賠償を求められそうです。
おそらく,スパ運営会社は持ちこたえられないんじゃないかな。

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