フィリピンから遠隔操作していた強盗殺人犯たちが逮捕されましたが、
もともとオレオレ詐欺の大元でした。
また、何もない投資の話で、数百億の金を集めた詐欺師も逮捕されました。
浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ
石川五右衛門が、釜茹での前に言った言葉とされていますが、
盗人を詐欺師に置き換えたほうがぴったりします。
詐欺をするのは、犯罪者だけとは限りません。
退職金を、金融商品に誘導する銀行も、詐欺と言えるでしょう。
政府の仕組み債への制限が、新聞に載りましたが、投資などしてない人には
ちんぷんかんでしょう。
リーマンショックは、株だけでなく、日本社会にも影響を与えたので、
記憶している人も多いはずです。
実は、リーマンブラザーズと言う証券会社を破たんに追い込んだのが、
この仕組み債だったのです。
詐欺師は、何度でも同じことを繰り返します。
時間が経って、世代が変わるころに、同じような詐欺を繰り返すのです。
もう一つ、変額保険と言うものもあります。
これは、もう歴史になってしまったバブルのころに、土地価格が上がったため、
相続税対策として、地主たちに売られたものです。
バブルが終わると、相続まで持たずに、土地を手放す地主が続出しました。
いま、東京を中心に、土地バブルが起こっています。
詐欺師たちが、大挙して、獲物を探していると言うわけです。
資産ないよと言っていても、退職金と言う大金は、虎視眈々と狙われています。