プリウスによる事故の映像が、繰り返し流れています。
もちろん、モデルチェンジする前のモデルによるものです。
新型になったプリウスは、まだ巷で見かけませんからね。
前の車にぶつかった後に、バックさせて10メートル離れた停止中の車にぶつかり、さらに前進させて前の車にぶつかる。
これを繰り返した後に、前の車のわきを通り抜け、猛スピードで交差する道を横切って、駐車上に突進していきました。
運転者は70歳代で、例により、高齢が原因とされるでしょう。
プリウスの事故には、運転操作性が大きくかかわっています。
これは、多くの人が指摘していますが、トヨタは否定し、国もまったく調査しません。
ハイブリッドでなくても、ギアチェンジが機械式でなく、電子式になっている車が多いのですが、プリウスはそれを強調するシフトレバーにしています。
プリウス暴走事故の原因は、このシフトレバーです。
ニュートラルが、ドライブ(前進)とバック(後進)の間になくて、
特別の操作をすなければならず、パーキングがレバーとは離れたボタンになっています。
冷静に運転していれば間違えないと、トヨタは強弁しますが、
今までの車の運転が身についた高齢者が、あわてれば間違える可能性が極めて高いのです。
つまり、ドライブを前にシフトすれば、ニュートラルになる、
そのつもりで、シフトレバーを前に移動させてしまうのです。
これが、事故を起こした車がバックした原因です。
バックして止まった後に、従来ならバックのさらに前にあるパーキングに、
しようとしても、レバーは動かない。
そこにはパーキングはないですからね。
また、ニュートラルにしようとして、レバーを後ろに動かす。
そうすると、ドライブに入って、前進するわけです。
これを繰り返して、どうすればわからなくなった運転者は、車の間から抜けようとして、
前の車をすり抜けて、アクセルを踏んでしまった。
これは、おそらく、よくあるブレーキペダルと間違えたのでしょう。
プリウスは、ペダルを間違えやすい配置になっています。
従来のプリウスは、人間工学からは欠陥車と言うしかありません。
すべてを、運転者の責任にしないで、トヨタもその責務を負うべきですね。