眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

大雪山遭難

2009-07-19 | Weblog
大雪山系での遭難事故が相次ぎました。
ツアーのうち8人が死亡した事故が大きく取り上げられていますが、それ以外にも別のグループで一人、また単独登山でも一人亡くなっています。
本当に気候が悪かったのでしょう。

ここ数年、登山と言うよりも低山を廻るトレッキングをするようになったのですが、痛感するのは山は異境であると言うことです。
今は、登山道が整備されていて、気軽に山に入ることが出来ます。
また、面倒な登山会ではなく、気軽に旅行者のツアーでグループ登山をすることが出来るようになりました。

しかし、もともと山は人が入るべきところではないのです。
人は都市から離れて生きるのが、非常に難しい存在です。
山には、コンビ二どころか水道さえありません。
山に入ったら、手に入るものはリュックに背負ったものだけで、運がよければ水が手に入るくらいです。

今回のコースは、スタートの旭岳に家族で登ったことがあります。
リフトから数時間で頂上につきます。
頂上から、尾根と言うよりも高原が続いていて、機会があったらテントを背負って歩きたいと思ったほどです。
登山が目的ではないので、そのまま降りてきましたが。

そこから事件前日に泊まった避難小屋までは数十キロの距離で、気候がよければ本当に快適なトレッキングコースだったはずです。
前日も天候が悪かったと言うことで、避難小屋にたどり着けたのは、非常に運が良かったと言えます。
そのまま、1日をやり過ごせば、救助隊が向かった翌日は快晴でした。
非常に楽しい思い出で帰宅できたはずです。

何故かガイドの一人が小屋にとどまったまま、強行日程のツアーは出発しました。
それまで、なんの事故もなかったのかもしれませんが、もともと3泊4日ではなく、4泊5日のコースでしょう。
ここ数年、北海道も夏暑くなりましたが、平地でも7,8月にストーブが必要な土地です。
北海道をなめすぎた結果ですね。

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