眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

タレント知事の優劣

2009-07-19 | 時事
東国原さんが、国政出馬騒動からたたかれています。
さすがに、都議会選挙敗退の犯人扱いまでされているのは行き過ぎでしょう。
確かに傍目には調子に乗りすぎているように見えて、師匠のたけしまで忠告していました。

それに対し、大阪の橋本さんがポイントを稼いでいる様子になっています。
単なる弁護士あがりのタレントかと思っていましたが、けっこうしっかりしていますね。
増えてきた民主党知事よりも、よっぽど仕事をしています。

東国原さんは、地域がら気の毒な事情もあります。
もともと地方分権論者ではなかったはずです。
今の中央集権の地方政治で、得をしている地域が、九州と山陽地域です。

行って見れば、道路や建物にいかにお金が使われているかわかります。
中国地方には、大阪から九州まで2本も高速道路が走っていますし、
九州では山奥まで立派な道路が、山々を結ぶ橋で結ばれています。
この地方出身の政治家が、自民党の主導を握っていて、地方に国民の税金をつぎ込んだ結果です。
これにNOを言ったのが、小泉だったのです。

ところが、九州でこうした恵まれた地域は、福岡、熊本、鹿児島を結ぶラインです。
佐賀、長崎は分岐した観光ラインとなり、大分、宮崎が本州の裏日本にあたります。
以前、九州一周旅行をしたときに痛感したのが、宮崎の道路事情の悪さです。

大分から鹿児島までまっすぐな道なのですが、一般道路なので時間がやたらかかるのです。
それを改善する高速道路のために、東国原さんは奮闘していたのです。
ほとんど、宮崎の宣伝マンとしての役割しかないようでしたが、中央官庁をめぐっては要請をくりかえしていたのでしょう。
結局、それを通すためには国政に出るしかないと思ったと好意的には理解できます。

しかし、非常に印象を悪くしましたね。
国政はともかく、知事選に出れば、しばらく知事にとどまれるかと思っていましたが、もしかすると一期限りで落選してしうかもしれません。
国会議員の道は、それよりもさらに厳しそうです。

宣伝マンとしての効果は一期限りでしょうから、お役ごめんとの判断を下されそうです。
政治的判断を誤ったので、仕方がないかな、、、


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。