子供の虐待を防ぐためと、とんでもない条例案を自民党が出してきました。
通常の過程では、国会と同様に、委員会で可決されれば、本議会でそのまま議決され、圧倒的多数の自民党議員の賛成で可決されるはずでした。
もとより、野党の女性議員は反対に回りましたが、委員会の多数を占める自民党の賛成多数で可決されました。
ところが、この委員会を構成する議員は、たったの11人しかおらず、
そのうち自民党の6人と、公明党の1人が賛成したわけです。
つまり、7人の賛成で、このようなとんでもない条例が、成立してしまいます。
今回は、埼玉県内だけでなく、県外の女性たちも、声をそろえて非難しました。
その声が届いたと言うと言うよりも、国の自民党本部から待ったがかかったのでしょう。
助かったのは、県議会の自民党議員でしょう。
これは、あとあとずっと怨嗟の声が残ったはずです。
本当に、埼玉県が、全国に恥をさらしただけでなく、安心して子育てができないところとして、ダメージを受けました。
少なくとも、賛成した委員会の7人には、議員辞職してもらいたい。
このようなことが起こるのは、埼玉県議会の選挙区割りにあります。
古い気質が残る県北部は、県南部の埼玉都民とは、全く違う気質、価値観を持っている人が、主流を占めます。
その選挙区は、一人区が50以上を占めるため、自民党の安定多数が、ずっと続いてしまうのです。
埼玉県の信用回復のためには、この選挙区を改めることが不可欠です。