眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

荒井由美と安倍総理とのシンパシー

2020-09-01 | Weblog
とある若手学者が、松任谷由美さんのラジオでの発言に、
「死んだほうがいい」との暴言を書き込んだことが、話題になっています。
学問とは全く関係のない発言ですから、厳しく糾弾されるべきでしょう。

安倍さんは松任谷さんのファンで、交流もあるということです。
それから、「辞任会見が切なくなった」との発言につながったのでしょう。
人としての感情を素直に吐露したものに、何を血迷ったことをしたのか思います。

ただ、このお二人には、お互いに近親感があることが背景にありそうです。
それは、二人の育った環境が、コンサバだということです。
安倍政治は、お友達政権といわれました。

私立の一貫教育で、境遇の似通った人たちだけで育ってきました。
特に仲の良いお人たちとだけ交流すればよい。
これが、自分と同じ境遇の政治家や、召使のように仕える官僚たちを、優遇して
自分の行きたい方向を教えてくれる言葉だけに従ってきました。
最後に、東大出の秀才では対応できないコロナ対策で、馬脚を現してしまいました。

安倍さんにシンパシーを感じていたユーミンとしては、どうしても一言言いたかったのでしょう。
これは、なんら非難されることではありません。

学生時代、荒井由美の曲には衝撃を受けました。
今までになかった、新しい女性の時代を感じられたからです。
しかし、今あらためて詩を読み直すと、実は旧世代の女性を表現したものとわかります。

浮気をした夫を、パパに叱ってもらう。
確かに、その前の世代では、黙って耐えしのぐだけだったでしょう。
でも、今の女性たちが聞けば、違和感しか感じないはずです。
このほかにも、出てくる女性たちは、コンサバのむしろ古い女性たちばかり出てくることがわかります。

当然、都心のミッション系に通っているお嬢さんと思い込んで、都会の女性に
あこがれと畏怖を抱いたものでした。
八王子出身だと知ったのは、ここ数年のことで、かなり意外な気がしました。

コンサバお嬢様のユーミンが、正統派お坊ちゃまの安倍総理の退陣に、
切ない気持ちを持ったことは当然のことですから、まったく余計なひと言でしたね。

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